藤代大樹(以下藤):「何だ? 今日のタイトル」
熊谷次郎(以下熊):「文字通りだよ。部外者に社長を頼もうと思ったんだ」
藤:「何でまたそんな重要なことを他人に頼もうと思ったんだ?」
熊:「僕が精神障害者ということになっているからだよ。
僕以外の人を社長にして、僕を雇えば助成金が貰える」
藤:「そうなのか?」
熊:「ああ、そうだ……と言いたいところだが、実際にはハローワークから紹介された障害者じゃないと駄目なのかもしれないなと思った」
藤:「特定の人物を雇うではなくて、不特定多数から抜き出した人物じゃなきゃ駄目という事だな」
熊:「そう。だから無理。
できるかなと思ってレンタル何にもしない人を社長に据えようと思ったんだけど、法律に触れる可能性がある事はできかねますと言われたし」
藤:「まあそうだな。
考えている2つのアイディアのうち1つがなくなったわけか」
熊:「まあ、今後会社を作っていく上で法律違反すれすれになる様な事は一つでもない方がいいし。
僕は世間で嫌われているみたいだしな」
藤:「じゃあ、これからすぐに漫画を描くのか?」
熊:「いや、まずクラウドファンディングの会社に話を持ちかける。
漫画を普通に描いてもTwitterでバズらないのならば、クラファンサイトの垢なら多分リツイートしてくれるから少しはバズる可能性も上がると思う」
藤:「んなこと言って、漫画を描く作業が嫌だから先延ばししてるんじゃねえの?」
熊:「………」
藤:「黙るんじゃねえよ!!」