藤:「何か最近は更新を毎日しているな」
熊:「会社を作るのに仕事を半日にしてしまったからな。
音楽を作るにせよ、会社を作るにせよ、
時間が余っているから何かしらはやらないと」
藤:「前は寝て終わりだったのにな」
熊:「薬が変わったから
多少は眠気もなくなってきたし」
藤:「そうか。それはよかったな」
熊:「で、会社を作るためには
百万円必要だといわれたんだけれどもさ。
少なくとも50万円位は作れれば
いいんじゃないかと思ったわけだ」
藤:「残りの期間でできるのか?」
熊:「わからないけどさ、
やってみたいことはある。
一応、自分の働いている会社は請負業みたいなものだから、
一人紹介して六現場働くと三万円貰えるんだ」
藤:「十七人働かせれば50万円には届くか」
熊:「そう。だから、ニートでも
誰でもいいから紹介してみて、
お金を得ればいいんじゃないかと思ったわけだ」
藤:「…ニートを働かせる、ねえ。
お前はどうすればいいと思っているんだ?」
熊:「正直、普通に働くのもしんどいのに、
何もせずに飯を食えているニートを
社会に出て働かせるのって難しいと思うんだ。
少なくとも何かしら外に出て
自分の取り巻く状況が
少しでも変わる目標が必要じゃないかと」
藤:「それは一体何なんだ?」
熊:「人との接線が欲しい気がするんだよ。
どんなつまらないものでもいいからさ、
なんか他人と繋がっているような気がする接線がさ。
そういうのを得るために
一部の人間はAKBの握手会とか
行くんじゃないかと思うわけだよ」
藤:「働かせてAKBの握手会に連れていくと?」
熊:「それだけだとあまりにも状況が変わらないからさ、
ニートの人もわざわざ重い腰を上げて
働き始めたりはできないと思うんだ。
少なくともAV女優とかそういう人と
実際に最後までできるのがいいんじゃないかなと思ってさ」
藤:「それなら少しは働きたいと思うかもしれないけどさ、
本当にできると思っているのか?」
熊:「それがわからないからさ、
取り敢えず、AVの企画として
ソフトオンデマンドに持ち込みをしてみようかと思っている」
藤:「どんな企画になるんだ?
『ニートが十日間働いてソープに行ったら
そこには人気AV女優が働いていました』ってな感じか?」
熊:「…大体そんな感じだな」
藤:「企画として通りそうか?
だって、それだとそういう行為よりも働いている場面の方が
メインになってしまいそうじゃないか?
男が働くところを撮るAVなんて、
そんなの誰も見ないだろ」
熊:「わからないぞ。ソフトオンデマンドでは、
過去に全裸オーケストラとか、全裸フィギュアスケートとか、
一体どこで抜くのかわからないようなDVDも過去にあった。
そのラインナップにあってもおかしくないだろ?
童貞ものだし、ソープものなわけだしな」
藤:「…少なくともお前がAVに詳しいのはわかったよ」
熊:「まあ、取り敢えず企画を持ち込みしてみて、
通らないようであれば、
AV女優のブログとかに直接メールをしてみて、
返答が来るかどうかを待てばいいんじゃないかな。
最悪は普通にみんなでソープ行けばいいじゃん」
藤:「…それでいいのかよ」