熊:「今日はタイトル通りの内容です」
藤:「…また、不吉なタイトルを付けたなあ」
熊:「でも、しょうがないだろ?
支えるべき高齢者がそうでない層の人間と
ほぼ同じ数になろうとしている。
少子高齢化は物凄い勢いで進んでいるのに、
その抜本的改革案を政治家達は考えていないじゃないか」
藤:「他にアイディアはないのかよ」
熊:「あるにはある。
例えば、年金暮らしの人たちに物価が十分の一位の国に
全員引っ越してもらうとか」
藤:「それはそれで受け入れられる人々は少なそうだな」
熊:「そうなんだよな。
そもそも年金暮らしの人達は
長生きしたいと思っているのかどうかがよくわからないし。
少ないお金でやりくりしつつ天命を全うするよりも、
ちょっと余裕がある中でスパッと死んでしまった方が、
気分的には楽なんじゃないかと思うんだよ」
藤:「でも、日本は長寿国家だろ?
そんな制度を作って高齢者がすぐに死ぬことになるなら、
その看板はなくなるだろうし、
国際的にも非難がなされる可能性が高いぜ?」
熊:「少なくともその制度を使うか使わないかの
取捨選択ができるといいと思う。
少なくともお金がある人たちはすぐに死にたいとは思わないだろう」
藤:「金がない人は死ねってことなのか?」
熊:「言葉が悪いけれども、
その通りだという一面もある。
例えば、65歳以上の高齢になると、
どこも雇ってくれないからお金が無くなったら、
万引きとかをしないと食べ物が手に入らないだろうけれども、
そんなの普通に運営している小売店では、
商売あがったりになっちゃうだろう。
でも、そういう人達が生活保護を受けるのも
正直、日本の財政面で苦しい気がするし、
かと言って、捕まえたら、捕まえたで、
刑務所が満杯になってしまうだろう?
普通に働ける人たちへのしわ寄せが大きく出てくる筈だ」
藤:「だから、お金のない奴は死ね、なのか?」
熊:「少なくともいえるのは、
お金のない奴は必死になって縁を作れだよな。
家族にしろ、仕事仲間にしろ、福祉関係の人にしろ、NPOにしろ、
縁があれば何とか食事にはありつけるような気がする。
それを作れない人たちがお金が無くなったり、
孤独死に繋がったりして行っているような気がする。
そういうのをビジネス的に解決できるかが今後の問題の気がするし」
藤:「ボランティアでもいいんじゃないの?」
熊:「ある程度お金が発生すればね」
藤:「…でも、お前も今現在対してお金持ってないもんな。
そういう意味では他人事ではないかもしれないな」
熊:「その通り」
藤:「ちなみにお前は年金払っているか?」
熊:「払ってない」
藤:「払え!!」