熊:「今日書く記事は、
世界を終わらせるべきか議論すべきじゃないのかということ。
一月四日の小説『人類全てが殺し合う』の記事に書いた通り
『ある日ある日時で同時に殺し合いを始めれば、
人間の文明は終わる』可能性があるわけなんだけれども。
これについて議論したい」
藤:「お前が書かなければ、
そんなことを考える奴は消えていくに決まっているけれどもな」
熊:「…だけど、僕以外の人間が、
今後物凄い影響力を持って
あっという間に世の中が終わる可能性もあると思っている」
藤:「ヒットラーでもいれば変わるかもしれないが、
そういう嫌なカリスマ性を持った人間なんて出てこないと思うけどな」
熊:「でも、そういう人間も出てこないとは限らないわけだろ?」
藤:「…一番危険なのはお前だっての!!」
熊:「…まあ、この際、僕が危険な人物かどうかはどうでもいいよ。
僕は世に問いたいと思っている。
例えば来年、2016年の4月1日、
午前十二時に殺し合いを始めるということにする。
それを本当に実行するべきか、このままの世界をとどめるべきか、
2015年の12月に議論したい

一千人規模で討論を重ねて、結果的に4分の3以上が
殺し合いを始めるべきとなればこの世は終わる
ということにしたい」
藤:「千人規模?
そんなところどうやって借りるんだよ?
お前、お金なんてないだろ?」
熊:「そのために立ち上げたブログだろ?
ネット上でいろんな事業に一般の人たちが
投資をすることができるクラウドファンディングをしてみて、
1000万円位お金が集まるようならば、
実行してみる」
藤:「…そのためにわざわざニュースサイトの記事の後に、
こんな危険な記事を書くことにしたのか」
熊:「…まあ、そういう事だ。
その為にブログタイトルも1000万円稼ぐではなくて、
1000万円手に入ったら、となっているわけだ」
藤:「でも、目標まで到達しなかったらどうするつもりなんだ?
そもそもお前がやろうとしていることが
クラウドファンディングのサイトで
取り上げてくれるかどうかもわからないんだぜ?」
熊:「…まあ、その時は2chで募集をしてみたりやれることはあるだろ」
藤:「十二月までに一千万円手に入らなかったら?」
熊:「その時は普通に死ぬだけだな。
そして、この議論をする場を設けるという企画も、
その際にできる規模の大きさの会場でやるだけだ」
藤:「その結果、十人くらいになる可能性ももちろんあるだろうな」
熊:「それ以下の可能性もあると思うよ。
でも僕は世の中に問いたいと思っている。
99%の人達が1%の人間に搾取されている現状を
本当に打破したいとは思わないのかと。
これからの社会はその数字がもっと偏ることがわかっている。
学業など就職のためにたくさんのお金が必要なのに、
その結果得られるお金はこれからはどんどん少なくなっていく。
世代間の収入差も随分と違う。
子どもを持てば殆どの人は一人の時よりも、
長い時間働かなきゃいけないのにも拘らず、
長年働いて家庭で報われているとも限らない。
そんな中で延々と生き延びていくのが本当にいいと思えるのか?
正しいかとか、世間体があるとか、必要だとかじゃなくて、
心の中で今の現状を本当に受け入れられるのかとか。
一方で1%は世の中にどんなことができるのかとかの
交渉の場面を作ることができるかもしれない。
…少なくとも、核爆弾や戦争は、
それを行った瞬間に次の日に殺し合いを始めるということにすれば、
かなりの頻度で減らすことができる可能性もある。
別に殺し合いなんて起きない方がいいに決まっているんだ。
でも、そこまで追い詰められないと
考えないようなやつらもいっぱいいる。
その為に今回のような機会は必要だと思っている。
それを人に広めていくのは駄目なのだろうか?
それも変な思想を持った排除するべき奴と
罵られるだけで済むのだろうか?
本当にネットで議論してもらいたいと僕は思っている」
藤:「…お前の一人台詞長ぇよ。
俺の合いの手が入る合間がないじゃないか」
熊:「ちなみにこの話し合いは
2015年の12月に『殺し合いは行わない』となったら、
次は2019年の12月にまた同じ議論をしたいと思っている。
それも殺し合いが回避されたら、
その後は4年後に延々と繰り返し行うつもりだ」
藤:「…何で4年の歳月が必要なんだ?」
熊:「普通に住宅ローンを組む人間が
いなくなっちゃう可能性が高いからだよ」
藤:「必要なのか?」
熊:「必要だろ? 一番お金が動くのが不動産関係だろうから。
いきなり建築関係の会社が全て潰れたら、
日本は相当困るぞ」
藤:「そんなものか」
熊:「まあ、とにかく、
この記事を読んだ人は本当に考えてみてほしい。
世界は終わらせるべきか。
終わらせるべきではないとしたら、
一体何を改善すべきなのか。
それは可能といえるのだろうかとか」
藤:「お願いします」
熊:「お願いします」