PSYCHO村上の怪奇骨董音楽箱

午前5時台に目覚めるも、以降の予定を考慮して再び眠る。体力の温存だ。次に目が覚めた時が8時。ようやく起き上がる。

昨日の当コーナーで、キング・クリムゾンのアルバム「リザード」（1970年）の200g盤について書いたが、実は同時に「ポセイドンのめざめ」（1970年）のレコードも購入しており、今朝はそちらを聴いた。

これも200gの盤。通常のレコードは140gであるが、最近の再販盤や新譜は180gが多い。商品によってはキング・クリムゾンのように200gもある。

レコードは針の振動で音を拾うため、重量盤の方が振動が逃げず、しっかりと音を披露ので良いサウンドが出るとされているのだ。

今日は午前10時30分から、池袋で映画を見る。レコードを聴き、洗濯をして、ダラダラと身支度をしていると、出発が9時40分。池袋の到着が10時15分頃だった。映画まで少々時間があるものの、ゆっくりと食事するほどの時間はない。何とも中途半端な状態に。

そうだ！映画館の近くにあるマクドナルドに行こう！と思ったら、この通り。

以前も、同じ場所で同じような写真を掲載した事を、すっかり忘れていた。ここのマクドナルドは改装中で営業していないのだ。

コーヒー店に寄る時間もないが、コーヒーを飲まないと手足が痺れ、幻覚が見え、精神が保てないので（かなり危険人物である）、コンビニで缶コーヒーを買う。

映画館は持ち込み禁止と思うので、路上をウロウロしながら飲んだ。因みにコレ。150円ぐらいかと思い、価格を見ずにレジに持って行くと213円だった。この手のコーヒーにしては少々お高い。

劇場に入り、10時30分から鑑賞したのがこちら。映画「スウィング・ガールズ」（2004年）。

真夏の炎天下の中、野球応援に行った吹奏楽部の生徒と先生が、弁当にあたって食中毒になり、その穴を埋めるために楽器演奏をする事になった女子高生の奮闘を描いた、青春コメディ。公開当時にヒットした作品なので、多くの人が知っている映画と思う。

今回の上映は、元々「4Kリマスター」などの表記がないと思っていたら、恐らく当時のフィルムによる上映だった。見方によっては画質が粗く、経年劣化によるチラつきがあったが、公開当時のまま見られるのは大変貴重な経験だった。

フィルムの巻きが終わり、次のフィルムに切り替える際に出る、画面右上の黒い点も懐かしい。改めて見ると、主演の上野樹里氏をはじめ、貫地谷しほり氏、本仮屋ユイカ氏といった、今や確固たる地位を築いている俳優が顔を揃えている豪華な作品。

個人的には、ジャス・マニアの先生（竹中直人氏）が、レコードを触ろうとした生徒に「触るな！」「このレコードは日本に流通してない貴重盤なんだ！」と怒るシーンが良かった。これこそレコード・マニアの性であり、その領域に踏み込んだ人にしか理解できない心理であろう。

12時30分に上映が終了。掲示物、ポスターを見ていると「この夏の星を見る」「教皇選挙」が上映されると知る。これらは8月に映画館で見たが、また見られるならスクリーンで見たいと思った。

お腹ペコペコなので、退場後、近くの蕎麦屋に駆け込んで食事。

13時から、池袋のレコード店を廻る。特に買うべきレコードはなく、13時30分に池袋駅へ。次の現場は、吉祥寺CLUB SEATAでGANGDEMICのライヴ。池袋から新宿に行き、中央線に乗り換える。

ホームに行くと、ちょうど電車が止まっていたのでラッキーと思い乗り込む。が！それほどラッキーではなく、中央特快だったので吉祥寺駅を通り越して三鷹駅まで行ってしまった。三鷹から反対方向の電車に乗って、吉祥寺に戻る。14時15分だった。

吉祥寺のレコード店を廻る。ショッピング施設の地下にあった古着屋がなくなり、いつの間にかタワーレコードになっていた。しばらく吉祥寺には足を運んでいなかったので知らなかった。

15時過ぎに、会場であるCLUB SEATAに入る。

タイム・テーブルが少々押していたようで、GANGDEMICのライヴは15時20分からスタート。SEから「SMOKER」はガツン！と来る流れだ。昨日のスペルノーヴァ川崎の際は無かった「BØUNCE by BØUNCE」「Welcome to my “DANCING WORLD”」もあり。

ライヴ後、久々にTsubaki氏とお話しさせていただいた。ライヴは定期的に拝見しているものの、話すのは5月の渋谷ドクタージーカンズでのライヴ以来。新曲「Gatcha!」のミュージック・ヴィデオで、メンバーが道を歩きながら歌うシーンの撮影について、あれやこれやお話を伺う。←根掘り葉掘り、訊き出したとも言える。

16時10分に会場を出て、吉祥寺駅へ。次は有楽町で映画を見るので、中央線で東京駅まで行く計画。この時間帯の中央線は、通勤ラッシュかと思うほどの込み具合。

しかも、中野駅で停車した際、降りる人を通すために一度ホームに出たら、人が多過ぎて、私が乗り込む前にドアが閉まって電車は行ってしまった・・・。が、走り去る電車の中を見ると、4～6号車が満員で、9号車や10号車はガラガラで皆が座っている。何とも非効率的な乗車だったと判明。

3分も待てば次の電車が来るので、端の車両が停車する位置に移動。予想通り、次の電車はガラガラで座る事ができた。せっかくなので、御茶ノ水駅で下車して、楽器屋とレコード屋を廻ろうと計画。楽器屋は、11月下旬から販売されるというダミアン浜田陛下のピックを探すため。

私がライヴや個悪魔練習する際に使用しているものと全く同じピックが11月下旬よりシェクター社から販売される!
ギターを弾かない諸君も御破り(御守り)として持ち歩いてはいかがかな？
私はアンプの上に常に6枚置いている!

シェクタ―製品取扱店(出向く前に電話で問い合わせよ)https://t.co/WgKzcjiyL2 pic.twitter.com/tXRB0xhKtc
— ダミアン浜田 (@Damian_Hamada) November 21, 2025

移動中、座ってウトウトしていると、誰かと身体が当たって目が覚める。表示を見ると御茶ノ水に止まる直後だった。これは小説「アイミタガイ」と同様の現象か？つまり、私が御茶ノ水で降りる事を知っていて、誰かが起こしてくれたのだろうか？う～む。

さて、楽器屋に行くと、まだダミアン陛下のピックは無かった。「11月下旬と言っても今日は、まだ23日。そのうち入荷するのであろう。今後も、こまめにチェックしたい。レコード店も、特に買うものはなく、手ぶらで退店。

この後の食事について考える。日比谷（有楽町）で映画を見る時は、いつも蕎麦屋に入るが、今日は昼間にも蕎麦を食べたので、蕎麦に蕎麦というのは飽きる。かと言って、秋葉原まで歩いて行き、ゴーゴーカレーに入ると時間的に厳しい。

そうだ！御茶ノ水に何かカレー屋があったと思い出し、そこに入ってみる。初めて入る店で、チキンカツ・カレーを食べた。縦長で非常に狭い店内は、5～6人も入れば満員であろう。

御茶ノ水駅から、電車に乗って有楽町へ。改札を抜けようとしたら、昨年ヒットした「侍タイムスリッパー」（2024年）のポスターが目に入る。

よく見ると宝塚の劇として上演されるようだ。当初は知る人ぞ知るインディーズ映画だったのに、これは凄い。

18時30分に日比谷に映画館着。これまで何度も掲載しているゴジラ像であるが、今日撮影したもので決して使い回しではない。

ロビーのゴジラ像も、今日撮影したもので以前の使い回しではないぞ～。

驚いたのは売店。最近、どの劇場でも売店に長蛇の列ができ、改善すべき課題のようになっていたが、ここの映画館はセルフ・オーダーの機械が導入されていた。

ここで注文し、番号が呼ばれた後、カウンターに商品を取りに行く流れらしい。これなら機械の数が多いうえ、商品が出来るまで列で待機していた以前とは違い、人がロビーに分散できるため混雑が緩和される。素晴らしい。

18時50分から、映画「地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン」（1972年）の4Kリマスター版を鑑賞。座席は満員。

ゴジラが子どものヒーロー的な立ち位置で制作されていた時期の作品なので、シリアスさはないものの、その分、気を張らずに楽しめるのが良い。ゴジラとアンギラスが、吹き出しで会話するシーンも、ヤケクソとも言える作りだ。

それでもM宇宙ハンター星人が言う「無謀な繁栄を行おうとして星が死滅した」「地球も同じ道を辿っている」といった旨のセリフは、前作「ゴジラ対ヘドラ」と同じく、環境問題や人類の行動に警鐘を鳴らすテーマがあると解釈できる。

大きなスクリーンで見るのと、4Kによる画質向上のため、ゴジラ塔の券売所に「大人300円、子ども150円」と表示されている事に初めて気づいた。

20時30分に映画館を出ると、外はクリスマス仕様。

21時30分に帰宅し、先ほど見た「地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン」のサントラ盤を聴きながら雑用。

マスター・テープが残ってないのか、劇中で使用されているメイン・タイトル曲がCDには収録されていない。本日の行動をまとめるなど、何やかんやして眠る。

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2025.11.23