PSYCHO村上の怪奇骨董音楽箱

午前6時前に起床。先日の豪雨以降、急に気温が下がったので寒くて目が覚める。出発時間まで余裕があるので、ジューダス・プリーストのアルバム「ブリティッシュ・スティール」（1980年）の国内盤と180g再販版の聴き比べなんぞを行う。

8時に家を出発してコーヒー店へ。それほどお腹が空いている訳では無かったので、ちょっとしたパンとアイスコーヒーだけにした。退店後、新宿の映画館に向かう。

9時30分から映画「羊たちの沈黙」（1990年）の4K版を鑑賞。

ハンニバル・レクター博士（アンソニー・ホプキンス）の賢さ、頭の良さ、そして人の深層心理を見抜く洞察力は、見る者をゾッとさせる恐怖感がある反面、ある種の、人を惹き付ける魅力も兼ね備えていると思う。FBI研修生のクラリス（ジョディー・フォスター）が、犯人宅の地下室にひとりで乗り込んで行くシーンはハラハラして精神を消耗する。

12時前に映画館を出て、新宿から池袋に移動。レコード店に寄って何枚が良いレコードを見つけたが、この後に舞台を観劇するため、荷物を増やさないよう購入は見送り。その後、周辺をウロウロしてシアター・グリーンへ。

栄井玲那氏が御出演の舞台「六道追分」を観劇するためだ。

このシアター・グリーン。道中で「この道は以前も通った覚えがある」と思ったら、やはり1回来たことのある会場だった。前回も栄井氏が御出演の舞台で、確か飲食店をオープンするまでの若者の奮闘を描いた作品だった記憶がある。

昔話はさておき、今回の「六道追分」の話を。公演は平日も含めて連日のように行われているようだが、私が参加したのは12日（土）14時からの公演。この回のチケットを栄井氏にお願いしていた。

事前に栄井氏より「場内は空調が効いて寒いかもしれないので、羽織るものを持参した方が良い」との情報をいただいており、中に入るとこれが重要な情報であったと判る。確かに寒い。スタッフのアナウンスによると「設備的にエアコンの調整が難しい会場」らしい。

14時を少々過ぎた頃、暗転して舞台がスタート。吉原の花魁と盗賊集団の旅を通して、善とは何か、悪とは何か・・・と考えさせられるストーリーだった。世の中の理不尽、矛盾、皮肉などなど、あらゆる要素が盛り込まれた深いテーマの作品。

これまで栄井氏が御出演された舞台で、個人的に最も良かったのが「結婚クリスマス」だったが、今回の「六道追分」は甲乙つけがたいほどの素晴らしい内容だった。栄井氏は毎回、素晴らしい舞台に出演されておりますな～。

16時に劇場を出て、池袋駅に向かって歩く。途中で、このような光景が。ベランダから飛び降りようとしている人・・・ではなく、干したゴム・ズボン。これは絶対に、見た人をヒヤッとさせるつもりで、このような干し方をしているに違いない。

16時15分頃、蕎麦を食べる。

食べながらスマートフォンを見ていたら、御茶ノ水の楽器店にKiller社のKG-Fascist Viceカメレオンを入荷したとの情報が掲載されており、ギャォー！と驚く。蕎麦つゆを吹き出し、麺が鼻から出るほどの勢いだ。←下品で失礼！

本来は帰宅する予定であったが、池袋駅から神保町駅に向かう。が！いつもESPテクニカルハウスには御茶ノ水駅から歩いて行くため、神保町駅の出口からは方向感覚が判らず時間を要する。神保町駅からの方が店までの距離が近いはずなのに、御茶ノ水駅から歩く以上の時間を要した。

店に入ると、カメレオンはちょうど整備が終わって店頭に出された直後だった。美しい～！！

聖飢魔Ⅱのルーク篁参謀のモデルだ。

スタッフの方が「持ってみますか？」と言ってくださったが、「キズが付いたらいけないので見せていただくだけで良いです」と返した。

聖飢魔Ⅱが1999年12月29日、30日、31日に開催した本解散ミサでお馴染みのギター。2003年頃に30本限定で製造されたので、今やレア中のレアな1本。

折角、御茶ノ水まで来たのでレコード店を数軒廻った後、新宿方面に戻る。19時には帰宅した。Char氏のアルバム「PSYCHEⅡ」（1988年）を聴く。

午前中に見た映画「羊たちの沈黙」を、プライムビデオで検索するとあった。

非常に便利な世の中になったもんですな。これを見た後、日付が変わる前には寝た。

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2025.7.12