PSYCHO村上の怪奇骨董音楽箱

午前7時過ぎに起きる。平日は5時30分頃には起床するので、7時過ぎまで寝ていると、随分と遅い時間に起きた気分になる。

ラリー・カールトンのアルバム「夜の彷徨」（1978年）を流して身支度し、8時過ぎに家を出発。いつものコーヒー店に入り、モーニング・メニューを食べる。新宿内でありながら、中心地から少々離れているので、そこそこ座席は空いている最高の条件の店舗。毎週のように通っている。

コーヒーを飲みながら、小説「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」を読み進める。先週も読んでいたが今週も読む。残り100ページを切った。主人公と一人ざる蕎麦女が、その後、どのようにかったのか気になるところ。

10時15分に店を出て、新宿の映画館に向かって歩く。道中に桜の木があったので、写真撮影するというミーハーな行動を。

今日は、まず映画を2本見る。1本目は昨日（4月4日）に公開された「おいしくて泣くとき」。

10時45分からの上映回に入った。映画館にはそれぞれ特色があり、ここは基本的に表記されている上映時間から本編がスタートする。

これまで通っていた別の映画館は、表記されている時刻から予告が上映され、結局、本編が始まるのは15分後だったりする。よって、いつも10分遅れで入場すれば、それほど待たずに本編が見られる時間配分だった。

どの劇場も同じような時間配分かと勝手に思って、以前ここにも10分遅れで入ったら、既に本編の上映が始まっていたことがある。その失敗に学び、表記時間の10分前には着席し、本編が始まるのを待った。

さて「おいしくて泣くとき」。先に小説を読んでいたので、途中から小説には無かった展開でエンディングに向かい少々戸惑いながら見た。しかしながら、見方を変えれば小説版と映画版の2種類を楽しめ、2度おいしい作品とも言える。

経済的に厳しく、満足に食事ができない子どもに無償で食事を提供する「子ども食堂」を舞台に繰り広げられる人間ドラマだ。

12時50分に映画館を出て、2本目を鑑賞するために別の映画館に移動。2本目は13時からであるが、こちらの劇場は13時から予告が上映され、本編が始まるのは13時10分頃なのでダラダラと移動した。

2本目は「片思い世界」。これも昨日に公開された映画。予告を見た時に「東京テアトル」と記載されており、いかにも東京テアトルっぽい作品だな～と思っていた本作。本編を見終えた後、やはり東京テアトルらしい作品だと再認識。

主人公の3人は幽霊。ストーリーが進むに従い何か違和感があり、その事実が徐々に判明する。人間には見えない幽霊という存在でありつつ、3人それぞれが一番大切な人への想いを伝えるために行動するストーリー。

内容は判り易いようで、その奥に隠されている本質というか、作品の主たるテーマを見抜くのは容易ではない・・・そんな気がする作品だった。

終了後、ロビーを歩いていると、このポスターが目に入った。「アマチュア」と「プロフェッショナル」。新作映画の告知であるが、この並びは偶然か意図的か。素人と玄人がとなり合わせだ。

15時30分に映画館を出て新宿駅へ。電車に乗って、御茶ノ水のレコード店に向かった。2件ほど廻るも、特に買うべきレコードは見つからず。四ツ谷に移動する事にした。

夜は四ツ谷でVELL’z FIREのライヴ。会場の四谷アウトブレイクは、四ツ谷駅と四谷三丁目駅の中間ぐらいにあるので、どちらの駅に向かうべきか考える。まだ時間に余裕がある事と、普段は乗らない路線である事を踏まえ、丸ノ内線で四谷三丁目駅に行くと決める。

が、JRなら御茶ノ水駅から四ツ谷駅まで中央線でひと駅に対し、丸ノ内線は随分と遠回りな経路で四谷三丁目駅まで9駅。20分ほど要する。17時20分頃に駅に着き、会場まで歩く。やはり四ツ谷駅も四谷三丁目駅も、会場までの距離は大して変わらない気がした。

17時30分頃に入場。ステージは、ちょうどセット・チェンジの時間で、メガデスの楽曲のギター・リフが聴こえてきた。次に出演するのが、メガデスのカヴァー・バンドであるミミガデスの方々。

ライヴは「ハンガー18」から始まり、「セット・ワールド・ア・ファイヤー」「キリング・イズ・マイ・ビジネス」など、初期の楽曲が多め。ライヴ前の音合わせで聴こえた「狂乱のシンフォニー」と「トラスト」は本番になく、ある意味、嬉しいオマケといった感じに。

イヴェントはタイム・テーブルより30分ぐらい押しており、VELL’z FIREのライヴが始まったのは19時15分頃。

久々に生で聴く「The Black Revenger」を1曲目に、「The Last Stand」「The Metal Party」など王道曲を中心としたメニュー。「Burning Blood」を中盤で演奏するのは珍しく、エンディングもパッと終わるコンパクトなアレンジだった。

20時に会場を出て帰宅。この日、撮影した画像をパソコンに転送。これから再び、一人ざる蕎麦女について考えながら床へ・・・即ち、小説「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」を読むという事です。

2025.4.5