キリスト教と仏教の共通点
戦争の一番の理由は宗教だと言われているけれど、違う宗教間は必ずしも対立する訳ではないと思う。少なくともキリスト教と仏教は同じ教理を違う視点で説いていると言う解釈もできると僕は思っている。そんな折、「ジーザスと仏陀」という本を見つけたんで読んでみた。キリスト教と仏教は実のところ共通点がとても多い、というのがこの本。例えばキリスト教では「他人があなたにする行いのように、あなたも他人に接しろ」と言う。仏教では「他人をあなた自身だと考えてみろ」という。一見、相対立するかのような2つの宗教に共通点が多いのは人によっては驚きかもしれない。
似たようなことは実は科学の世界でもある。例えば色を識別する目の受容器官について、三色派と反対色説派が長らく対立してきた。三色派は赤、緑、青が人間の識別できる基本単位だと主張してきた。反対色説派は残像の組み合わせの色(赤緑または青黄)が基本だとした。
結局、二陣営の科学的な裏付けはどちらも正しく、人間は2種類の色識別単位を持っていることが実験でわかってきた。
この事例から僕が思うのは、科学でも宗教でも自分と違う考えを持っている、というのだけでは敵対するのに十分な条件ではない。自分も相手も両方正しいという事があるのだから。
著者: Marcus Borg, Jack Kornfield, Ray Riegert
タイトル: Jesus & Buddha: The Parallel Sayings
日本語版は出版されてないみたいだな。
目の仕組みの教科書。僕がお薦めする数少ない教科書の一つ。
著者: E. Bruce Goldstein
タイトル: Sensation and Perception
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