テレビCMの効果3 好印象の関連付け | しんりの手 :psych NOTe

テレビCMの効果3 好印象の関連付け

テレビCMの事を何回か書いているけれど、僕が考えるには3段階の過程がある。①広告に目を向けさせる。②商品を宣伝する。③その記憶を長く保持させる。

今回紹介するのは②の商品を宣伝する。2月に行われたスーパーボウルはテレビCMが一年で最も目立つ時だ(アメリカで)。ここでフェデックス(配達会社)が取った広告手法が面白い。広告に必要な10個の要素と言うのを勝手に決めて、それを30秒くらいの間に詰め込んだんだ。ここで使われている広告手法はブランドと好印象の関連付けだ。つまりブランド(商品)がよい印象の会社だと視聴者を説得する宣伝、とも言える。

「パブロフの犬」と言うのは心理学になじみの無い人でも聞いたことのある人が多いと思う。ほぼ同時に起こる2つの事AとBに関して、Aだけへの反応がBの反応にも伝染する、という動物の生理学的な研究だ。

フェデックスが挙げた10の要素のうち9つはこの反応の関連付けの手法を使っている。つまり、かわいいものや面白いものを見ている時に抱く好印象という反応を、フェデックスというブランドへの好印象へと伝染させている。

細かく見ると、好印象を抱くものとして、1.有名人。2.動物。3.それが踊り、4、言葉を話す。5.かわいい子供。6.金玉へ蹴り(面白いもの)。7.魅力的な女の子。8.ポップ音楽。9.ボーナス・エンディング。
唯一、好印象と直接のつながりの無い10個目の要素は「商品の説明」だ。ここにはCM中にカッコ付きでオプショナルと表示されるので、明らかにこの要素は別扱いだ。

更にCMの冒頭で「CMに必要な10の事柄とは・・・」と言う事で、視聴者をCMが終わるまで広告に注目させている。これも良いやり方だ。

ところで動物は熊を使っている。心理学ではなぜ広告に熊を使うのかが研究されている。これはそのうちに紹介するよ。

このCMを見る
http://www.big-boys.com/articles/superbowl2005.html

テレビCMの効果 1
http://psychnote.ameblo.jp/entry-2f58791f4cf884e9b8b5843575f0143f.html

テレビCMの効果2 目を引く
http://psychnote.ameblo.jp/entry-84ff088f4d5596c43559a6f97e4eb584.html

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