私のオールタイムヒーローは

茨木のり子さん。
(知ってる?)




もう亡くなってる詩人さんですが

言うことが
いちいちカッコよすぎて、

詩を読むとしびれます。





時代や環境により


この方が
強制的に
背負わされてきたものを


背負投げするような詩を沢山残してる。





たま〜に読み返すと

「この人、男前だなぁ、かっこいいなぁ」

って毎回、

思います。





私がセッションで会う方々も

背負ってきたものが大きい人。





背負ってきたものが
大きければ、大きいほど、


それを
のり子さんみたいに


背負投げ!


しなきゃいけない時がくるよね?!

(つまり、
我慢の限界がくる時、

自分の力で
乗り越えていかなきゃいけない時

ってあるよね。)





そんな時に

私達を励ましてくれる人だと思います。






「倚りかからず」   茨木のり子



もはや

できあいの思想には倚りかかりたくない



もはや

できあいの宗教には倚りかかりたくない



もはや

できあいの学問には倚りかかりたくない



もはや

いかなる権威にも倚りかかりたくはない




ながく生きて

心底学んだのはそれぐらい




じぶんの耳目

じぶんの二本足のみで立っていて

なに不都合のことやある




倚りかかるとすれば

それは

椅子の背もたれだけ








寄りかかりたかったもの、
全部が消えてしまった、

手のひら返しの
のり子さんの人生。





親も夫も、国も、思想にも、

寄りかかりたかったのに、

寄りかかれなかった人。




そこから


自分の耳目、

二本の足で
立ち上がれるようになった人。




やっぱり

カッコイイね。