追憶の彼方へ
劇団 「この記事がアップされるのは元日ですが、
2025年の日本の波動はどうなるのでしょうか?」
「1年間、無事に過ごせるといいですけど・・・。」
「前回の『コールドムーン』では
2024年のコールドムーンは
穏やかな波動だったんですよね。」
CS 「ハイ、そうです。」
「ただ、傀儡総理・石破茂のどうしようもない
有り様が気にかかります。」
CS 「マスコミにはボロクソに叩かれ
トランプには露骨に無視されて、
ヤケ起こさなきゃいいですが。」
劇団 「(笑)」
「最近の元日の記事は
音楽に関する記事が多いですよね。」
CS 「元旦から政治や経済とか
暗い話するのもなんですし、
音楽ってちょうどいいんですよ。」
「石破政権は存在自体が
ブラックジョークみたいなものだから
例外ですが。」
劇団「去年の元日記事では
小さい頃に観たルパン三世のテーマ曲か
脳に埋め込まれていると話してました。」
CS 「今でもトレードしていてレートが
損切りラインに近づいてピンチになると
ルパンのテーマ曲が
頭の中に鳴り響くことがありますから。」
「音楽に関する記憶を掘り下げていくと
過去の体験と強い関連があって
面白いですよ。」
劇団 「子供の頃のCSさんは
ルパン三世みたいな人生の裏街道を
進んでいく人に対する憧れがあったと
言ってました。」
CS 「ただ、小学校高学年ぐらいになると
(さすがにルパン三世みたいになるのは
現実的に無理だな。)
と気づくようになります。」
「ワルサーP38と斬鉄剣を持って
近所は歩けませんからね。」
劇団 「グァムの観光者用の射撃場で
ワルサーP38を
撃つくらいなら出来そうですが。」
CS 「そこでルパンに加えて少年時代のわたしが
影響を受けた作品があったんです。」
「考えてみたら子供の頃って、
映画やTVを見ながら無意識に
自分のメンターを探していたんですね。」
劇団 「どんな作品から
影響を受けたんですか?」
CS 「Mr.BOO!です↓」
劇団「Mr.BOO!って知らないな・・・。」
CS 「日本には1970年代に
ブルース・リーから
香港映画ブームが始まり
1980年代にはジャッキー・チェンや
Mr.BOO!の映画が公開されていました。」
CS 「特にコメディ映画のMr.BOO!は
ファミリー層に訴求できると考えられたのか、
お正月時期の映画公開や、元旦のTV再放送が
多かったんです。」
「そういう子供時代の条件反射も働いて
お正月になると思い出すのでしょうね。」
劇団 「ジャッキー・チェンのアクションと違って
Mr.BOO!はコメディ映画なんですね。」
CS 「Mr.BOO!は全作品を通して
三兄弟が出演していて、
長男のマイケル・ホイは
やたらと口が回ってお金にがめつい
口八丁手八丁の男で、
次男のサミュエル・ホイは
二枚目の優男キャラ。
三男のリッキー・ホイは
頭の血の巡りが悪い
ボーっとした与太郎キャラ。
劇団 「ルパン三世と同じで、
キャラ立ちした男三人が
出てくるんですね。」
CS 「特にわたしが好きだった作品が
『Mr.BOO!ギャンブル大将』でした。
劇団「ギャンブル大将って面白いタイトルですね。」
「でもこれって香港映画ということですが、
中国の映画じゃないんですか?」
CS「今の若い人はイメージできないかもしれませんが、
昔の中国は日本との一般交流はほとんどなくて
ほぼ鎖国状態でした。」
「1990年代の鄧小平の経済開放路線から
少しずつ日中の交流が盛んになったわけです。」
「ですから1980年代の中国は
みんな同じ人民服着て自転車乗ってる
くらいのイメージしかありませんでした。」
CS 「それに対して英国の植民地だった
当時の香港は
バブル期の日本から大量の観光客が
押し寄せていましたし、
映画を通して何とも言えない
怪しいカオスな雰囲気が伝わってきて
少年時代のわたしの興味を引いたわけです。」
劇団 「独特な雰囲気ですね。」
CS 「↓は『Mr.BOO!ギャンブル大将』の主題歌と
映画シーンを編集したYouTube動画です。」
劇団 「確かにギャンブル大将っていうだけあって
色々なギャンブルが出てきます。」
CS 「それもラスベガスのカジノみたいな
一般人が気軽に遊べる感じじゃなくて、
いかにも誰かイカサマやってそうな
怪しい雰囲気に満ちているのがたまりません。」
劇団 「そこが普通のギャンブルと
(ギャンブル大将)の違いですか。」
CS 「また、初めて目にした
カジノダイスのデザインが
新鮮だったんですよね。」
劇団 「昔の香港は
日本とも米国とも違う
独特な雰囲気があったんですね。」
CS 「少年時代のわたしは
Mr.BOO!の登場人物たちが
ギャンブルでイカサマやったり
刑務所入れられたり、
浮気がバレてえらい目にあったりと
バカやってるのを見て、
こういう怪しくてパカっぽい
猥雑なルパン三世みたいな人生が
大人になった自分を待っているんだな・・・。
と勝手に期待していたんです。」
劇団 「Mr.BOO!って
香港製のチープなルパン三世
というか、
自分にも手が届きそうな世界に
感じたわけですね。」
CS 「それが成長過程で神秘行に
のめり込むようになり、
丹道周天・クンダリニー覚醒・大周天、
上位の存在とのチャネリング・術系統など、
気づいてみればギャンブル大将とは
真逆の人生になってしまいました。」
「子供の頃はルパン三世や
ギャンブル大将みたいな
怪しい大人になりたかったのに・・・。」
劇団 「うーん、でもCSさんって
FXやGoldトレードをしているから
ギャンブルやってるじゃないですか?」
CS 「わたしが行っているテクニカルトレードは
例えるならチェスや将棋みたいなもので
チャートのパターン分析をひたすら行い、
そこに経済情報を加味しながら
勝率90%以上の場面を選び出すという
もはやギャンブルとは呼べない
堅実なトレードをするように
なってしまいました。
つまんねぇ大人になっちまったな。
くそっ。
とたまに自分自身に
苛立ちを感じることもあります。」
劇団 「無意識下に迫る能登半島地震の予感に
苛ついていた1年前のけーうさん↓
みたいですね(笑)」
劇団 「でもおそらく
このブログを読んでいる人たちは
CSさんの方が
Mr.BOO!のギャンブル大将よりも
100倍は怪しい人物だと
思っているでしょうから
そんな苛立つ必要はないんですよ(ニッコリ)」
CS 「このようにMr.BOO!はルパン三世と共に
わたしの少年時代の人格形成に
少なからず影響を与えたのですが、
最初に取り上げた音楽面でも
インパクトありました。」
劇団 「初代ルパン三世のテーマ曲みたいに
脳の奥にこびりついているということですか。」
「確かに初代ルパン三世のテーマ曲は
いい曲ばかりです。」
CS 「曲がいいというよりは、
歌詞にインパクトあったというのが正確です。」
劇団 「でもあれって香港映画の曲だから
広東語じゃないですか?」
CS 「映画の主題歌を歌っていた
次男のサミュエル・ホイは
中華圏で歌手としても相当な人気が
あったらしいんです。」
「それで日本でMr.BOO!シリーズが大ヒットしたので
サミュエル・ホイに日本語の歌詞を歌わせた
アルバムを出していたんです。」
「レコード盤の制作自体では
そんなにお金がかからないですから、
運良くヒットすればレコード会社や関係者は
莫大な利益を手に入れられるように
なっているんです。」
「ですから、宝くじを当てるみたいにとりあえず
出してみたのでしょうね。」
劇団 「そういえば、ジャッキー・チェンも日本語で
歌ってた曲を聴いた記憶があります。」
CS 「小学校高学年か中学校の頃か忘れましたが、
友達にサミュエル・ホイのアルバムを
カセットテープに録音してもらって
聴いてみたら、
一発で歌詞が頭の中にこびりついてしまって
今でもたまに歌詞が浮かんできたりする位
なんです。」
劇団 「ボクもカラオケに行って
高校生の頃に歌ってた
懐かし曲とか
今でも選曲します。」
CS 「いや、そういうんじゃなくて
もっとチープなんですよ。」
「世の中には世代を越えて歌い継がれる
名曲がありますが、
そんな大層なもんじゃなくて
すごいチープで
安っぽい曲なのに
一生頭にこびりついて離れない、
そんな怖ろしい曲が世の中には
存在するわけです。」
劇団 「ボクもちょっと気になってきました。」
「聴かせてください!」
CS 「探すのに苦労したのですが、
なんとかYouTubeで見つかりました。」
「ちなみにコメント欄を見たら
わたしみたいに歌詞が
記憶に組み込まれた人がいて
安心しました。」
劇団 「うーん、
たしかにこの歌覚えてる!!
しかも歌詞まで
細胞に組み込まれてるくらいの
レベルでしょう
ってスゴイ評価ですね。」
「洗脳ソングなのか?」
CS 「劇団さんは聴く前に、
この曲は当時怪しい雰囲気に満ちていた
香港人のサミュエル・ホイが歌った曲だ。
ということを
念頭に入れて聴いてください。」
「↓がその曲のYouTube動画です。」
劇団 「うーん、なんとも言えない曲だなぁ・・・。」
CS 「海外の中華料理のファーストフード店で
流れてきそうなチープな音色で
テーレーテーレー♫と
イントロが流れてきて・・・。」
「ちなみに↓が歌詞です。」
『許冠傑 我愛你』
歌詞:
作詞:篠塚真由美
作曲:鷲巣诗郎
信じて姑娘 (姑娘)
もう一度改心 (改心)
お前無しじゃ (しじゃ)
男になれず
許して姑娘 (姑娘)
この胸 傷心 (傷心)
今すぐにも 戻って欲しい
思えば姑娘 (姑娘)
まことの本心 (本心)
ただ一筋 (すーじぃ!)
注いでくれた
爱しい姑娘 (姑娘)
優しく (救心)
目覚めた时 お前がいれば
明け行く桟桥に 佇む后ろ影
お前に似てる人 その名を繰り返す
せめて会えたなら 抱き缔めたい
I need you (我爱你)
I want you (我爱你)
CS 「このいかにも中国人が言いそうな
意味がかろうじて通じる
怪しいパチモン日本語の歌詞
がなぜか脳に細胞レベルで
吸収されていくわけです。」
もう一度改心 (改心)
お前無しじゃ (しじゃ)
男になれず・・・・・
劇団 「(もう一度、改心!)
は意味わかりますが、
(男になれず・・・。)
ってのは謎表現ですね。」
CS 「今でもわたしは何か失敗した時は、
(あぁ、男になれず・・・。)
と言葉が出てしまうレベルですから。」
「無意識に
(何だこの歌詞は?)
と思った時点で脳に印象付けられて
気づいた時には
術中に嵌まっているのでしょう。」
劇団 「まさに細胞レベルに染み込むんですね!(笑)」
許して姑娘 (姑娘)
この胸 傷心 (傷心)
まことの本心 (本心)
CS 「先ほどの
(もう一度、改心!)
(この胸、 傷心!)
(まことの、本心!)
と心の文字にかけて
リズム感を出しているのは
見事です。」
劇団 「チープで胡散臭いけど
確かに記憶に残ります!」
「怖ろしい曲だ・・・。」
CS 「ちなみに、
小さい頃にTVの再放送で見た
赤塚不二夫原作の
『もーれつア太郎』という
アニメがあって、
劇中にココロのボスという
何者なのか正体がわからない
不思議なキャラが出てきて、
・・・のココロ
と語尾につける話し方を
するんです。」
劇団 「うーん、どこの方言でしょうか?」
CS 「元ネタは赤塚不二夫が行きつけのバーの
中国人のマスターが
・・・のココロよ。
という話し方をしていたのを
パクったらしいんです。」
「それで中国人マスターが
TVで『もーれつア太郎』を見てしまい、
その後、赤塚不二夫がバーに来た時に
ボロボロ泣きながら
赤塚さん、ひどいよぉ!
ひどいのココロよぉ!
と必死に涙ながらに訴えたそうです。」
劇団 「CSさんがその場にいたら、
笑い転げていたのでしょうね。」
CS 「そういうわけで
中国人っぽい日本語表現には、
(もう一度、改心!)
(この胸、 傷心!)
(まことの、本心!)
〇〇のココロよぉ!
というように
心(ココロ)が重要なのか?
としばし考えていました・・・。」
劇団 「CSさんはホント、そういう
どうでもいい事考えますね!」
CS 「さらに続けて歌詞について
ただ一筋
注いでくれた
というのもまた謎な表現です。」
「普通は(愛情を注ぐ)というのでしょうが、
目的語(=愛情)を欠くことで
中国人っぽい表現になる
ということでしょうか・・・。」
劇団 「まさに今回の記事タイトル通り、
CSさんの頭の中は
追憶の彼方
に行っちゃってるんですね。」
CS 「そういうことです。」
「長くなったので続きは次回にします。」
劇団 「えーっ、この記事まだ続くのぉ!?」
※次回の記事更新日は1月10日になります。
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