仕事を組みたい人
劇団 「前回の記事は『未来の危機回避能力を使う条件 』ということで、
やたらと勘のいい直感力の優れた女性受講者Iさんの
エピソードを紹介しながら、
今まで300~400人に気功指導をしてきて、直感力が磨かれたり
異性吸引力が上がった人は一定の割合いましたが
彼女ほど現実生活の改善に繋げられる人はいませんでした。
要するに、99%の人間は、
自分を安心させる言葉を自分自身に語りかける
という思考パターンが確立されているわけです。
ただ、未来の危機を回避する能力というのは、
(これから先、このままで大丈夫だろうか?)
と危険を察知するためのアンテナを立てているから
使える能力なんです。
それを(自分は大丈夫です。)(うまくいっています。)と考えたら、
危険を察知するためのアンテナを降ろしちゃうわけだから、
未来の危険を予知できるわけないじゃないですか。
そういうわけで、 未来の危機回避能力を使う条件は
その人の精神構造で決まる。
と結論づけたんですよね。」
CS 「ハイ、そうです。」
「よくスピリチュアル系の成功法則では、
成功者の資質として、
ポジティブシンキングでいれば成功します。
などといいますが実際は真逆で、
物事がうまくいかない人というのは
ポジティブシンキング・タイプが多いです。」
劇団 「そうですか?」
「ボクは物事をポジティブに考える人が
成功すると思いますけどね。」
CS 「特に、
自分は絶対に〇〇できます!
とかいう人を見ていると、
死の匂い
を感じます。」
劇団 「死の匂いですか!?」
CS 「でも世の中大多数の人って、
絶対〇〇できる!
っっていうのが好きですよね。」
「テレビのドキュメンタリーでオリンピックに参加する日本人選手が、
(自分は東京オリンピックで絶対に金メダル獲ります!)
とか言って猛特訓するのがよくあるじゃないですか。」
劇団 「そりゃ絶対獲るって言うでしょう。」
CS 「でも、もしもわたしがビジネスで何かのプロジェクトを行うとして
(自分は絶対に〇〇を達成します!!)
とかいう人とは絶対に組まないですね。」
劇団 「 熱心に仕事しそうじゃないですか!」
CS 「わたしの考えは真逆で、
(自分は絶対に〇〇を達成します!!)
とか、
(〇〇はうまくいくと思います。)
などというポジティブシンキングのタイプとは
仕事はしません。」
劇団 「どうしてですか?」
CS 「(絶対、達成します!)とか(この仕事はうまくいくと思います。)
みたいなタイプは、(出来る)という考え自体がバイアスになって
いますからものの見方が甘くなるんです。」
「わたしが一緒に仕事を組みたい人は、
『このプロジェクトの成功についてどう思う?』と聞いたら、
(資金的には余裕がありますが、〇〇との交渉が
難航しそうですから、現時点では成功率70%って
ところですかね。)
とか、
(調べてみたところ、〇〇についての法律が改正される
という噂があり、
もしもこれが施行されるとしたらプロジェクトは
諦めた方がいいかもしれません。)
などと常にアンテナを張ってどれだけ不安要素があるか、
場合によってはプロジェクトの中止を含めて報告できる
人間です。」
劇団 「そう言われてみればそうですね。」
CS 「逆に、
(絶対、達成します!)とか(この仕事はうまくいくと思います。)
という人間は、(うまくいく)というバイアスがかかっているため
不安要素を無意識に見逃してしまいます。」
「そういう人に、わたしが『〇〇はやばいんじゃない?』と指摘すると、
(いえ、 それは大丈夫だと思いますよ。)
と必ず答えるんです。」
「その様子を見ていると、
(この人、また失敗するんじゃないかな?)
と心配になります。」
「それでも人並みの成功を目指している分には良いのですが、
成功哲学で孫正義やジェフ・ベゾスのような生き方に憧れて
大勝負をかけようとする人がたまにいて、
そういうタイプを見ていると
死の匂い
を感じるわけです。」
劇団 「また死の匂いが出てきましたね。」
CS 「奈落に落ちていくイメージが浮かんできます。」
「そこまで極端な大勝負をかける人は
なかなかいませんけどね。」
「ただ、受講者でポジティブシンキング・タイプの人がいると
失敗して欲しくないと思い、
『それは〇〇の可能性もあると思いますよ。』
とか
『〇〇は違うような気がしますけどね・・・。』
などと伝えることはあります。」
「しかし、生まれ持った性格というのは変えられない
ものなんです。」
「これは過去記事に出てきた女性霊能者とも
話したのですが、
人の波動や縁の糸は変えることができても
人の性格だけは絶対変えられない。
というのは霊能者の間でも常識になっているそうです。」
劇団 「霊能者もそういうこと言うんですか。」
「でも、洗脳やマインドコントロールで人を変えるとか
よく言いますよね。」
CS 「わたしから見ると、洗脳やマインドコントロールというのは
性格を変えることではありません。」
「その人の性格や価値観を利用して行動を変えることが
洗脳やマインドコントロールですよね。」
劇団 「 価値観と行動ですか?」
CS 「例えば、この前のアメリカ大統領選挙でCNNの
海外ニュースをよく見ていたのですが、
CNNは見事なまでにバイデン応援に偏っていました。」
「ニュースの中でZoomを通して視聴者にインタビューする
コーナーがあったのですが、出てくるのがコロナに
怯えている老人が多く、皆コロナが蔓延したのは
トランプのせいだと言うんです。」
「それと並行して、トランプ支持派の集会でマスクを
していない人々が映し出されて
リポーターがそのことについて非難するわけです。」
CS 「 その後は医療専門家のインタビューが流れて、
(トランプの集会で集まった人数とウイルスの伝染率を
考慮するとこの集会で〇〇〇人が感染したはずです。)
とさらに煽るというパターンを何度も繰り返していました。」
劇団 「老人達の恐怖心を利用して、バイデンに郵便投票を
するようにマインドコントロールしていたわけですね。」
CS 「確かにトランプの集会でコロナが蔓延した事例も
あるのでしょうが、
公平に見るなら黒人差別反対デモで密集してコロナが
感染拡大した例の方がはるかに多いはずです。」
CS 「それなのに CNN ではデモについては、
(トランプが平和なデモに対して暴力的な対応をした。)
という報道しかしないわけです。」
「 実際はデモで略奪や放火が行われていたのですが、
わたしが見た限りでは CNN では一切そういう報道は
ありませんでした。」
CS 「おそらく視聴者の年齢や性格などを分類して、
不安感が強いタイプ、公平・人権に拘るタイプなど
まんべんなくバイデンに投票すれば全て問題は解決の
方向に向かうという刷り込みを行っていたのでしょう。」
「ですから、マインドコントロールで人の行動を変えるためには、
人の性格を変える必要は無いというのがわたしの考えです。」
「もちろんわたしが言っているのは、いいことが起きたら
機嫌が良くなるとか、
不運が続いて怒りっぽくなるなどという反射的なものではなく、
その人の人生を支配している根源的な性格
物事への反応パターン
ということです。」
劇団 「そういう意味では、いくら神秘行でクンダリニーや
丹道周天を達成しても変えられない性格があると
いうことなんですね。」
CS 「まれに神秘行で性格が変わる人がいますが、
どちらかと言うとそれは性格が変わったというよりは、
神秘行の効果で後天的に身につけた社会的人格が弱くなり
本来、奥底にあった根源的な性格が浮かび上がってきた。
と表現するのが正しいと思います。」
劇団 「CSさんが言うポジティブシンキングの人というのは、
無理くり物事をポジティブに考えている人じゃなくて、
生まれ持った性格で楽観的な人ということですね。」
CS 「そういう人は気功指導でいくら未来の波動の読み方を
教えようが、
わたしが( その考えは違うと思いますよ。)と繰り返し
指摘しようが、
気づいてみると相手は
(〇〇はうまくいくと思います。)
とか
(もう山は越えたようです。)
などと楽観的な事を言っています。」
劇団 「それはCSさんも大変でしょうね・・・・・。」
CS 「いえ、楽しいですよ。」
劇団 「えぇーっ!!!」
CS 「そうやってポジティブタイプの受講者に指摘を
繰り返していると、
だんだん受講者がボケで、わたしがツッコミ入れてる
感じになってきます。」
劇団 「ツッコミですか?」
CS 「(それ違うでしょ!)
とか
(やめなさい!)
とか
小学生の頃にテレビで見たツービートのビートきよしが
たけしにツッコミ入れてる感じになってくるわけです。」
CS 「それでまたポジティブタイプの人って性格が明るいんですよね。」
「わたしが、
それまた山3つくらい越えちゃってるよ!
とか言うと、
いや、たしかにその通りです(笑)
山3つも越えちゃってましたね、ハハハハハ!!
と笑っています。」
「ですからポジティブシンキングの人は、
話をするには楽しい相手なんです。」
「飲み友達にはいいと思いますよ。」
「職場にこういう人も必要なのでしょう。」
「ただこれは男性に限った話で、女性には行動に問題が
あると思ってもあまり指摘しない方がいいですね。」
「この点についてはわたしも注意しているのですが、
あまりにも考えが楽天的過ぎるので指摘したら、
それ以降来なくなった女性受講者が結構います。」
劇団 「やはり女の人は難しいんですね。」
CS 「ただ、最近は
未来の波動を呼んで危機を回避する(危機回避能力)
は持たない方がいいのでは?
と考えるようになりました。」
劇団 「エッ、なんでですか?」
CS 「危機回避能力を使うには受講者Iさんのように
常にアンテナを立てて注意していたり、
わたしのように自分が死んだり失敗する確率を
常に意識していなくてはならない。」
「危機意識が常に必要なわけです。」
「以前、『JOJOの奇妙な冒険』という漫画を読んでいた時に
DIOというキャラクターのこんな台詞がありました。」
人間は誰でも不安や恐怖を克服して 安心を得るために生きる。
名声を手に入れたり人を支配したりするのも安心のためだ。
結婚したり友人を作ったりするのも安心するためだ。
人のために役立つだとか愛と平和のためにだとか
全て自分を安心させるためだ。
安心を求める事こそ人間の目的だ。
CS 「DIOの言うとおり(安心を求める事こそ人間の目的だ。)
と考えるなら、ポジティブシンキングの人は
すでに安心を手にしているわけです。」
「わたしや受講者Iさんなら未来の波動で不安を感じたり、
死を覚悟したりしているような状況でも、
ポジティブシンキングの人は(これからうまくいきます。)
と考えて安心でいられるわけです。」
「別に未来の波動を予知したからといって、
人間は最後に必ず死んでしまう。」
「それなら死の直前まで不安を感じずに、安心を手に入れて
未来に希望を持って生きてる方が幸せなのかもしれない。」
「ですから、別に未来の波動を読んでうまくやる必要なんて
ないわけです。」
「そういう生き方は、かえって苦しみが増すだけなの
かもしれない。」
「それなら勝ち組、負け組などという世間一般の価値観に
囚われずに、自分の好きなことをやってればそれでいい。」
「最近、そう考えます。」
劇団 「でもボクは危機回避能力を身につけてうまくやりますよ!」
CS 「この人、ポジティブシンキングだな・・・。 (心のなかでボソッとつぶやく。)」
※次回の記事更新日は12月10日になります。
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