(前回の関連記事は「強運2 」です。)
強運3
劇団 「前回の『強運2 』でCSさんは、安倍総理が東京オリンピックを
『完全な形で実現する』と発言して批判を浴びたことに対して、
『完全な形で実現する』と発言して批判を浴びたことに対して、
(日本はオリンピック開催を目指してギリギリまで必死に努力して
周辺国よりもかなりいい結果を出したのだが、ヨーロッパが
パンデミックではしょうがないな。)
と責任転嫁の方向にもっていくには安倍総理の発言で正解なんです。
周辺国よりもかなりいい結果を出したのだが、ヨーロッパが
パンデミックではしょうがないな。)
と責任転嫁の方向にもっていくには安倍総理の発言で正解なんです。
と言っていたんですよね。」
CS 「ハイ、そうです。」
CS 「ハイ、そうです。」
劇団 「でも予想外に早くあれから4日後に東京オリンピックの一年延期が
決定しました。」
決定しました。」
CS 「今回も、安倍総理のあまりの強運に驚きました。」
「↓が東京オリンピック延期のニュースです。」
2020/03/24 BSテレ東 【ワールドビジネスサテライト】
独自・安倍総理とのやりとり明らかに
バッハ会長「世界の状況変わった」
先程行われた安倍総理とIOC・バッハ会長との電話会談での
やりとりの詳細がテレビ東京の取材でわかった。
やりとりの詳細がテレビ東京の取材でわかった。
電話会談の同席者によるとバッハ会長は
「もともと日本の状況では予定通り開催できると思っていたが、
ここ数週間で世界の状況が変わったので、
安倍総理の提案(東京オリンピック延期)に同意する。」
と述べたという。
CS 「このバッハ会長の発言で安倍総理は、
オリンピック延期の責任は世界の状況(ヨーロッパ、米国)にあり、
日本(=安倍総理)には責任が無い
というお墨付きを得たわけです。」
「これで完全に責任転嫁できました。」
劇団 「CSさんは安倍総理はずいぶん高く評価してるんですね。」
CS 「いえ、ただあまりの強運ぶりに驚いているというだけで
高く評価してるわけではありません。」
高く評価してるわけではありません。」
「個人的には安倍政権のコロナウィルス対策を見ていると、
台湾、米国、オーストラリアが中国人旅行者を締め出した段階でも対策を打たず、
韓国のように PCR 検査を積極的に行わず、
国際的批判を浴びながらも豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号の
乗客を2週間足止めのまま、
オリンピック延期に向けての積極的議論も行わず、
→問題先送りで引き延ばしていたら、周囲の変化でうまく責任転嫁できた。
という印象です。」
CS 「本人は大して動かないのに、周りの状況悪化で結果的にうまくいったのは
まさに強運としか言いようがないです。」
まさに強運としか言いようがないです。」
「世の中には、
積極的に対策を打たないで、
じっとしていた方が結果的にうまくいく。
ということがあるわけです。」
劇団 「確かに今回の安倍総理は積極的に動かないでうまくいったんですね。」
CS 「英国のジョンソン首相も積極的なコロナ対策を行わず、
国民の60%が感染した段階で集団免疫が生じることを
国民の60%が感染した段階で集団免疫が生じることを
狙った政策を実行しようとしました。」
2020年3月14日 ブルームバーグ
急速な感染拡大に対して欧州各国が学校閉鎖など積極的な措置に踏み切る一方、
英国はその対応の仕方から異端児扱いされる恐れがある。
英国はその対応の仕方から異端児扱いされる恐れがある。
首席顧問のバランス氏は当局者がウイルス感染を「完全に抑え込むのではなく」、
ピークの水準を抑え、平たん化しようとしていると述べ、英国のアプローチを擁護。
ピークの水準を抑え、平たん化しようとしていると述べ、英国のアプローチを擁護。
国民の60%が感染すれば、ある程度の「集団免疫」形成に役立つだろう
と語った。
『集団免疫』~多くの人が予防接種によって免疫を獲得することで、
ウイルスや細菌による感染症の蔓延が防止できる間接的な予防効果のこと。
子どもなど一定割合の集団にワクチンを打つ取り組みを続けると、
免疫のない者と感染者の接触する確率が低くなり、
社会全体での感染症の流行を防ぐことが可能になる。
劇団 「でもこれって60%の感染者にエリザベス女王が入ってしまったら
マズイんじゃないんですか?」
CS 「もし何かあったら全てジョンソン首相の責任になってしまいますから
この方法はリスク高いです。」
「さすがに各方面から批判を浴びて、国民の60%を感染させる
集団免疫は諦めたようです。」
「このイギリスが断念した集団免疫ですが、28日にたまたま目にした
NHKのネットニュースによると、日本はすでに集団免疫を得ている
状態である可能性があります。」
「これが事実なら感染拡大を抑えられる可能性が高まりますから、
これまた安倍総理の強運となります。」
これまた安倍総理の強運となります。」
↓
オーストラリアの研究機関が新型コロナウイルスに有効かどうかを確認するため、
医療従事者4000人を対象にBCGの臨床試験を行うと発表した。
これまでの研究では、類似したウイルスに感染した人にBCGを使うと、
ウイルスの数を減少させる効果が認められたという。
ウイルスの数を減少させる効果が認められたという。
劇団 「BCGって小学生の時に予防接種した覚えがあります。」
CS 「結核ワクチンなのですが、デンマーク人研究者のピーター・アービーと
クリスティン・スタベル・ベンは、BCGは結核菌以外の病原体も
30%予防できるという研究を数十年続けていて、
それが今回の新型コロナウィルスへのBCGの臨床試験の
元になっているそうです。」
劇団 「本当に効果あるんですか?」
CS 「これがわたしが感じていたコロナウィルス感染拡大に対する
疑問に答える部分もあるんです。」
劇団 「コロナに対する疑問ですか?」
CS 「例えば、米国、欧州についでイランの感染拡大の勢いが凄まじいのですが、
(なんで隣のイラクは感染拡大していないの?)
と不思議ですよね。」
CS 「↓は今日(31日)に更新した最新データです。」
イラン 感染者数 4万1495人 死亡者数 2757人
イラク 感染者数 2757人 死亡者数 630人
劇団 「確かに、隣り合っていて国の大きさもそんなに違いがないはずなのに
20倍以上の差がありますね。」
CS 「次は同じく隣り合っているスペインとポルトガルです。」
スペイン 感染者数 8万7956人 死亡者数 7846人
ポルトガル 感染者数 6408人 死亡者数 140人
CS 「こちらは国の大きさの違いはありますが、やはりスペインの感染者数が
10倍以上と圧倒的に多いです。」
劇団 「EUは移動は自由だったのにポルトガルだけは少ないんですね。」
CS 「実はコロナウィルスの感染者が圧倒的に少ないイラクとポルトガルは
日本と同じ型のBCGワクチン接種が行われている国なんです。」
劇団 「という事は、イランとスペインではBCGワクチン接種が
行われていないんですか?」
CS 「イランは日本とは違う特殊な型のBCGワクチン接種を行っていて、
スペインとイタリア、フランス、米国はワクチン接種の義務化を
止めてしまっているそうです。」
劇団 「これは本当にBCGワクチン接種の集団免疫効果が
あるかもしれませんね。」
CS 「興味深いのがドイツの例で、ドイツは1990年代までそれぞれ西ドイツ、東ドイツに
分裂していたのですが、↓のような説が出ています。」
ドイツは1998年にBCG義務化をやめて新しいタイプのBCG株を使うようになったが、
図のように(ソ連から導入された)日本型のBCGを義務づけていた旧東ドイツ地域では
となっています。」
劇団 「じゃあ、BCGワクチン接種を義務化をしている日本は集団免疫が出来ていて
感染爆発しない可能性が高いんですね!」
CS 「ただ、ダイヤモンド・プリンセス号のように密閉空間で感染者が
近くにいるとBCGワクチン接種の効果にも限度があるようです。」
「それとわたしが調べてみたところ、日本でBCGワクチン接種が
義務付けられたのは1951年からで、
①4歳に達するまでに1回、(現在は生後1歳までに1回)
②小学1年、③中学1年の計3回行います。」
(昭和42年以前は皮内注射タイプ、43年以降はハンコ型)
「ちなみに1951年生まれは現在69歳になりますから、
70歳以上の方は、もしコロナウィルス感染に
BCGワクチン接種が効果があっても、
その恩恵は受けられない可能性が高いです。
感染には十分注意したほうがいいと思います。」
劇団 「それで高齢者の死亡率が高いのかなぁ。」
「ニュースで志村けんさんの訃報を見て驚きました。」
CS 「ちなみに志村けんさんは1950年生まれでした。」
「志村けんさんのご冥福をお祈りします・・・。」
(小学生の頃よく弟と真似したけど、カトちゃんもコロナには気をつけてね・・・。)
※次回の記事更新日は4月10日になります。
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