(前回の関連記事は「塩地獄」です。)
超短期間で名人クラスになる方法はあるのか?
劇団 「前回の記事は『塩地獄』ということで、漫画『包丁人味平』を例にとりながら
長年の経験によってしか身に付けられない微妙なさじ加減の重要さについて
説明しながらも、最後は男同士の紐帯の話になったんですよね。」
CS 「ハイ、そうです。」
「男同士の紐帯について話すと長くなりますので今回は割愛しますが、
長年の経験によってしか身に付けられない微妙なさじ加減の重要さ
については、わたしの気功指導のテーマとも深く関係してくるわけです。」
劇団 「どんなテーマなんです?」
CS 「前回の記事で説明しましたが、料理人や大工職人のようにその道一筋で
数十年の経験を重ねることで微細な感覚を身につける人間がいて
名人や達人と呼ばれたりします。」
↓
(以下は前回の記事からの抜粋部分です)
CS 「一般的な中華やフレンチ、和食のような様々な素材が混ざり合った料理なら
食材やダシの味の重なり具合(マリージュ)といったアイディアで勝負できますが、
塩のみの微妙なさじ加減は感覚的なもので長年の経験がものを言います。」
「味平君は天才的な料理センスで今まで大人の料理人達を撃破してきたのですが、
今回ばかりはどうしたらいいか途方に暮れてしまいます。」
CS 「↑の画像のセリフ部分に矢印をつけておきましたが、
あと、耳かきに十分の一ほどの量をたせば、
見事な味つけになっただろう・・・
と残念がられたわけです。」
劇団 「でも、耳かきに10分の1の量で味が決まるというのもスゴイ話ですね。」
CS 「まさに職人技で、何十年という経験で手が勝手に動いて調節するのでしょうね。」
「これがいわゆる『勘どころ』というもので、一流の大工なら木材を触った瞬間に
皮膚に伝わってくる感覚でその木材の性質が分かり、その時の気温や湿度と
いった微妙な体感覚から削り具合をミリ単位で変えたりします。」
(抜粋部分終了)
劇団 「確かにこういった微細な感覚というのはなかなか身につけられない
ものですよね。」
CS 「世の中には20年、30年と料理人や大工職人を続けている人は多いですが、
こういった微細な感覚を身につけられる人はほんの一握りで、その限られた
ごく少数が名人や職人といったレベルに到達するわけです。」
「これは別に職人の世界に限ったことではなくて、さまざまな分野の
超一流と呼ばれる人々は独特な感覚を持っています。」
劇団 「前回の記事でCSさんは、その感覚について『勘どころ』と言っていましたね。」
「でも、職人以外の分野ではどういう人がいるんですか?」
CS 「例えば、わたしは毎週、週刊文春の電子書籍版に目を通すのですが
CS 「直近では、9月12日配信号の飯島氏のコラムのテーマが
『ドローン兵器の脅威』でした。」
↓
(以下はコラムからの抜粋です)
日本の政府もメディアも空を飛んでくる脅威と言えば北朝鮮のミサイル発射だの、
いや飛翔体だのと騒ぐばかりだな。
俺のインテリジェンスでは、とんでもない脅威はそんなのじゃなくて超小型の無人兵器と
いわれるドローンを使った最新兵器だよ
安倍晋三内閣でもアベノミクスの切り札である国家戦略特区で近未来技術実証特区を
作ってドローン活用の実証試験をしたりね。
離島への空飛ぶ宅配便としてもっと普及できないとか新技術の開発を後押ししてるよ。
だけど世界の流れはとんでもなく早いぜ。
イエメンの反体制武装勢力であるフーシ派の連中がさ、イスラム教シーア派系なので
同じシーア派のイランの支持を受けてるわけよ。
ここが8月に敵対するイスラム教スンニ派の総本山サウジアラビアの東部にある
セイバー油田に攻撃を仕掛けたんだけどミサイルや大砲じゃなくてドローンによる
攻撃なんだよな。
(中略)
インテリジェンスによると軍事的にドローン攻撃に対して最も脆弱なのは
空母のような軍艦なんだね。
いや、対空ミサイルも大砲も搭載していると言うけど超小型のドローンが爆発物を
積んで甲板よりも低空で接近してきたら兵器は使いようがなくお手上げさ。
おまけに超低空で来られると最新鋭レーダーでも感知しきれないんだって。
(抜粋部分終了)
劇団 「ドローン兵器って、17日にサウジアラビアの油田が攻撃されたんですよね。」
CS 「最近は国内の様々なメディアでドローン普及に関するニュースが流れていましたが、
商業ベースよる経済的効果に関するものばかりで、テロリストの軍事利用について
具体的に言及していたのは飯島氏だけでした。」
「わたしが政治アナリストの記事や、TV・新聞の報道を読んでも正直、違和感を
感じる内容が多いのですが、飯島氏の指摘は的確に感じます。」
「仙道研究家 高藤聡一郎氏は著書『仙道未来予知学 察気の法』の中で、
(気の感覚を利用して社会の変動を読み取り未来の危険を回避する)
というテクニックを紹介していましたが、
その本質は、大量の情報やデータを入手しながら気の感覚や第六感を用いて
その中から未来に繋がる正しい情報を取捨選択するというものでした」
劇団 「ただ情報取得するだけでは駄目なんですね。」
CS 「人間には大量の情報を得れば得るほど混乱し、正しい判断が出来なくなる
性質があります。」
「大部分の政治アナリストの予見が信用できない理由は、彼らはたくさんの情報を
取得していますが、その中から未来に繋がる正しい情報を取得取捨選択する
微細な感覚が無いためです。」
「これは何十年、料理人や大工職人を続けてもあるレベルから技術の向上が止まり、
一流になれずに終わるケースがほとんどであるのと同様です。」
「投資の世界でも何百冊も本を読んだり、色々なセミナーに参加している人間に限って
損し続けてばかりだったりします。」
「大量の情報や長年の経験は、それを取捨選択するための微細な違いを感じ分ける感覚、
言い換えれば勘どころが無ければただのノイズになってしまうわけです。」
劇団「なるほど。」
CS 「わたしが行なっている気功指導は、この微細な感覚の違いを感じ分ける能力を
養成することを目的にしています。」
「スピリチュアル界の住人にはやたらとクンダリニーや神秘体験にこだわるタイプが
いますが、こういった現象は地道にエネルギーを高めながら微細な感覚を深めて
いく過程で生じる特異現象(サイン)に過ぎません。」
劇団 「わかりました!
(そういった微細な感覚を身につけた人間が料理人や大工職人、
政治アナリストといった何かの分野に進めば、
超短期間で名人、達人レベルに到達できるのではないか。)
とCSさんは考えているわけですね。」
CS 「劇団さん、今日は冴えてますね。」
「実際にわたしは
(微細な波動感覚を利用することにより、数十年の経験が必要な分野で
超短期間で名人クラスになることは可能なのか?)
という実験を幾つかの分野で行っているんです。」
劇団 「それ気になりますね。」
「教えて下さい。」
CS 「今の段階ではあまり明かせないのですが、1つだけ紹介するなら
治療テクニック
ですね。」
劇団 「治療テクニックですか。」
CS 「一口に治療と言ってもいろいろな分野があり、例えば鍼灸、整体、マッサージでは
内容に天と地の差があります。」
「ゴルフとサッカーくらいの違いです。」
「そういった未経験の治療法を習得する上で、波動感覚はどの位役に立つのか?
という実験ですね。」
劇団 「それは面白そうですね。」
CS 「治療家は波動感覚は無い代わりに、手の感覚を徹底的に磨きます。」
「知人に20年以上の経験がある腕のいい整体師がいるのですが、
彼は(患者の肌に手を触れた瞬間に相手の状態がわかる)と言います。」
「そうして読み取った患者の状態に応じて手技に微妙な強弱をつけながら治療して、
さらに反応を読みながら適した手技を選んだり、刺激量に変化をつけながら
ちょうどいいところで治療を終えます。」
劇団 「ちょうどいいところで治療を終える事が重要なんですね。」
CS 「マッサージや整体などの手技治療を受けている人を見ていると、
(治療を受ける時間が長ければ長いほど効く。)と考えている
人が多いようです。」
「それは完全な間違いで、その時々の患者さんの状態によって
刺激量は変えるべきなんです。」
「治療の場合は刺激量をコントロールする手段としては
①手技の強弱 例) ⅰ)マッサージで力を込める・弱める
ⅱ) 鍼灸で太い鍼を使用、細い鍼を使用
筋肉深部まで刺す・皮膚表面のみ刺す
②手技の種類 例) ⅰ) カイロや整体で思いっきりバキっと骨を
鳴らすような乱暴な治療
ⅱ) 軽い振動を与えるだけのソフトな治療
③治療部位の数 例) 腰痛の場合に
ⅰ)全身をくまなく治療、
ⅱ)腰のみを治療
ⅲ)下肢のみを治療
④治療自体の時間 例) ⅰ)マッサージ40分 5000円など時間を決めている
ⅱ) 治療時間を特に決めない治療院
などがあります。」
劇団 「同じような治療をしていても、いろいろな強弱をつけているものなんですね。」
CS 「その微細な違いを感じ取るのが治療家のセンスなんです。」
「先程述べたように、わたしはたまに興味を持った治療法があると
セミナーを申し込んで技術を習得することがあります。」
劇団 「治療に興味があるんですね。」
CS 「『活殺術』という言葉がありますが、治療法と攻撃法(武術)は表裏一体の
関係にあるんです。」
「様々な治療原理を学ぶことは、気功や術(エネルギー操作)に応用可能で
重要なヒントを与えてくれます。」
「先程の知人の整体師とは別の治療家になりますが、
ある時、
(振動によるソフトな刺激を与えることで骨格のずれや筋肉の緊張を柔らげる)
という腕のいい治療家がたまたま少人数を集めて手技治療セミナー
を開いた時に参加しました。」
※もちろん、わたしが周天法やエネルギーワークを行っているということは
一切明かしていません。
劇団 「面白そうですね。」
CS 「筋肉の緊張と自律神経の異常には密接な関係があり、頭部に適度な
振動を与える事によって正常な状態にすることができます。」
劇団 「へぇー。」
CS 「頭部には三半規管などの自律神経のバランスをとるポイントがあり、
その仕組みを利用した治療法でした。」
「まずその治療原理と手技を習ってから参加者同士がお互いに練習台と
なって治療し合います。」
「ただ、わたしが練習台になって参加者に手技をしてもらうとかえって
首の緊張が強くなってしまいました。」
「わたしに手技をしたのは治療家として開業している30歳くらいの
柔整師だったのですが。」
劇団 「どうして逆効果になったんですか?」
いるのはそういう事です。」
劇団 「そういえば、CSさんが手技を練習台の人にした時は
どうだったんですか?」
CS 「それがすごくうまく出来て練習台になった人もリラックスして
講師の治療家に、
(こんなすぐにうまく出来た人は初めてだよ。)
とべた褒めされたんです。」
劇団 「CSさんって、センスあるんですか?」
CS 「いえ、実はその講師の治療家が手本を見せた時の波動を
完全コピーして同じ脱力状態&余裕の精神状態を作り出し
ました。」
「それから練習台になった人の脳の波動を読んだら、
前頭葉に力が入って石みたいに固まった状態だったので、
『前頭葉のフリーズした状態が徐々に緩んでいく』
という設定をしてから実際に手技を続けていたら、
実験台になった人の脳波動がフニャっと柔らかくなった
感覚が伝わってきたので、その瞬間にサッ!と施術を
終えたんです。」
「そしたらスゴイ褒められたの。」
「だから別に手技のセンスがあるわけじゃなくて本当は、
波動を利用して術を使った
だけなんだけどね!」
「これが超短期間で名人クラスになる方法です。」
劇団 「それってズルじゃないですか!!!」
CS 「てへへぇ~。(かわいく舌を出して照れ笑いしている。)」
劇団 「過去記事で使った懐かしいネタ出してきましたね……。」
※次回の記事更新日は10月1日になります。
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