(前回の関連記事は「フェイク」です。)
背後の意味
劇団 「前回の記事は〈政治ネタはこれ以降は封印して〉と言いながらの、
まさかの政治ネタでしたね。」
CS 「ハイ、そうです。」
「確かに仰る通りなのですが、多少の自己弁護をさせていただけば
このブログの趣旨は画面上部に黄色の文字で書いてある通り、
背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験した
COSMIC SHAMANが気功・仙道、神秘行に対する考察を
述べるブログです。
となっています。」
劇団 「よく見たら確かにそう書いてますね。」
CS 「要するに、丹道周天やクンダリニー覚醒で波動感覚を開いてから
わたし(COSMIC SHAMAN)が物事を見る視点が変化した。
↓
実はこういう物の見方もあるんだよ!
という気づきを述べているブログなわけです。」
劇団 「でも、〈気功・仙道、神秘行に対する考察を述べる〉とありますが
政治ネタと神秘行は関係ないのではないでしょうか?」
CS 「それは神秘行に対する考え方の違いでしょう。」
「よく仙道を実践している人で口を開くと、『大周天』『クンダリニー』『超能力』と
お題目みたいに繰り返すタイプがいます。」
劇団 「CSさんはよく〈修行者タイプ〉と呼んでいますね。」
CS 「わたしが考える神秘行はその対極で、
日常生活における自分の感覚が変化して、物事の感じ方や受け取り方も
変化していくプロセス
なんです。」
劇団 「それは以前書いていた
(食事がただ食べるだけの行為ではなくて、五感をフル動員して
深く味わう事ができる。)
(日常生活での自身の体感覚の変化を通して、周囲の人間や状況の
変化を感じ取るようになる。)
という体験ですね。」
CS 「そのような指向性のせいでしょうか、やたらと『大周天』『クンダリニー』『超能力』に
こだわって日常生活を蔑視したり、現実世界に興味が無い人はわたしと合わなくなり
離れて行きます。」
劇団 「人それぞれって事ですね。」
CS 「わたしの指導では現実に興味を持ちながら日常の身体感覚を深めていくことによって
今までなかった感覚が開いてくる → 〈超感覚=サイキック能力)
物事の感じ方や受け取り方が変化する → 〈覚醒〉
それをエネルギー的にサポートするメソッド →〈丹道周天〉
というプロセスが進行するわけです。」
劇団 「つなぎ合わせると、確かにブログタイトルの、
サイキック+覚醒+丹道周天法
になります。」
CS 「ブログタイトルだけ見ると、(何だ、これ?)と思うかもしれませんが、
そこには意味があるわけです。」
劇団 「といいますと、一見すると政治ネタに思えた前回の記事にも
何らかの背後の意味が隠されていたという事でしょうか?」
CS 「もちろんそうです。」
「仙道研究家 高藤聡一郎氏は『仙道未来予知学 察気の法』で気の感覚を
用いた社会のダイナミックな変化を予知する方法について述べています。」
CS 「『察気の法』のように波動感覚が本当に開いていけば、自然と社会や世界全体の
マクロな波動に興味が行く筈なんです。」
「そうしてマクロ(極大)の波動を読む事ができる者が、ミクロ(極小)の波動を
究めて行も深遠なレベルに到達できるというのがわたしの考えです。」
劇団 「CSさんがよく、
政治や経済、世の中のニュースに何一つ興味を持たず、スピリチュアルの
本ばかり読んでいる人が神秘行で結果を出すのは難しい。
というのはそういう事だったんですね。」
CS 「不思議なのは、高藤氏の著書(高藤本)を熱心に読んで修行している人ほど
この傾向が強いんです。」
劇団 「不思議というのはどういう意味でしょうか?」
CS 「高藤本を熱心に読んで修行に励んでいるということは、その人は本に書かれている
内容を再現しようとしている。」
「言い換えれば、高藤氏になろうとしているわけです。」
劇団 「マリナーズのイチローに憧れて野球を始めた少年が、
イチローのようにボクもメジャーリーガーになるぞ!
と練習しているような感じですね。」
CS 「そうなります。」
「更に先に述べた『仙道未来予知 察気の法』で、高藤氏は
以下のように述べています。」
1980年代の末、まだ日本がバブル経済に浮かれていた時分、わたしは例によって
ザワザワした不安感を毎日のように感じていた。
ときどき消えるのだが、しばらくするとまた現れて悩ませる・・・という事を繰り返す。
それは今までに無く濃厚で、はっきりした感覚だった。
この感覚は絶えず体全体にかかってくる。
とはいえ来源が不明というわけではなかった。
天のある方向からやってくるように思えた。
まるでそこから放射してくるような感じだった。
この年、1988~1989年は、日本にとって時代の境目に当たる年だった。
というのは、昭和天皇が崩御した年だったからだ。
劇団 「1988年というと30年近く前の話になるんですね。」
CS 「ちょうど、時代が変わる節目に高藤氏は漠然とした不安感に悩まされたわけですが、
それは彼だけではなかったんです。」
仙道を教えている人たちに話してみると、やはり何か異様な感じを受けるという。
とはいうものの、この気の感覚が何を意味するかは誰にも見当が付かなかった。
考えれば考えるほどわからなくなってきて、一体何が起こるのだろうと不安になった。
ちょうどこのころ、うまい具合に、数学、物理学、科学、医学、電子工学、建築学といった
各分野の専門家たちが仙道を習いにきていたので、わたしはこのプロジェクトの研究会を
開催してみた。
彼らと一緒に色々な勉強を行いつつ、不安感をもたらす気の感じについて様々なケースを
考えてみた。
もちろん、気の感じしか来ないので、これだという具体的なものは導き出せない。
それゆえ、その感じから幾つもの結論を推定したのである。
「そんなことができるのか?」とお思いだろうが、実際に出来るのである。
後で詳しく述べるが、「気の感じ」「兆候」と膨大な量の「情報」を利用して、
何が起こるか絞り込めるのである。
CS 「こうして、高藤氏はいくつかの大まかな未来予想を立てたわけです。」
劇団 「それってどんな未来だったんですか?」
CS 「どれも日本の没落を予想する未来でした。」
↓
日本人の人間的資質は1991年以降、極端に落ちたものとなる。
自由放任・犯罪的な社会になる。
貧富の差が激しくなり、社会が不安になる。
金持ちの富がまず失われ、次いで中間層の金が狙われ、最後に金のない人たちも
いろいろとむしり取られて没落していく。
劇団 「別にこれって当たり前の事じゃないですか。」
CS 「現在の我々から見れば当たり前ですが、1989年はバブル期全盛ですから
その頃から日本衰退を予見していたのは卓見だったのではないでしょうか。」
劇団 「バブル期ってイマイチわかりません。」
CS 「劇団さんは30代ですからわからないですよね。」
「バブル期は一般的に1986年12月から1991年2月までの約4年間といわれていて、
↓を見るとどれだけ現在と違っていたか端的に理解出来ます。」
バブル期 2017年6月
日経平均株価 3万8915円87銭 2万0067円75銭
銀座4丁目地価 1億2千万円 4010万円
定期預金・金利 6% 0.01%
劇団 「バブル期に較べると、今はがた落ちの状態なんですね。」
CS 「現在の株価はアベノミクスの異次元緩和による円安(製造業の業績向上)と
日本銀行による上場投資信託(ETF)購入や、年金積立金管理運用独立行政法人
(GPIF)による株式購入によって支えられている状態で、
安倍政権以前の株価が〈2012年1月4日→ 8560円11銭〉だったことを考えると、
実力値は1万2千円前後がいいところだと思います。」
劇団 「そうなると日本株の価値は実質1/3程度に落ちているわけですか。」
「バブルってすごかったんですね。」
CS 「高藤氏が未来予知をしていたのが1989年ですから、株価や地価がまだぐいぐい
上がっていた頃に、彼は衰退を予見していたわけです。」
劇団 「そう考えると大したものです。」
CS 「さらに高藤氏はこう続けています。」
この本で紹介する仙道に未来予知学である「察気の法」は、古代中国の察気の法に、
現代的な独創を加えてわたしが独自に編み出した未来予知のテクニックである。
特徴は、単なるオカルト、占術のようなものとは違い、現代最先端の情報をフルに
活用する点にある。
つまり、古代中国にあった察気の術を、現代的にアレンジしたものなのである。
もっとも、未来をいくら予測しても絵に描いた餅、どう対応するかわからなければ
何にもならない。
いたずらにそれを恐れ、手をこまねいているしかないからだ。
そこで私は、時分が編み出したもう一つの仙道のテクニック『仙道サバイバル学』を
彼らに教えることにした。
このふたつを使って、これからの激動の時代を生き延びてみないかと彼らに
言ってみたのだ。
劇団 「〈現代最先端の情報をフル活用〉と書いていますね。」
CS 「このように高藤氏本人は常に政治・経済といった世の中の情報にアンテナを張って
気の側面から読み解いていたのに対して、
なぜか高藤氏の著書を読んで熱心に修行している人ほど全く世の中の出来事に
興味を持たず口から出るのは、
『大周天』
『クンダリニー覚醒』
『超能力』
『還虚』
ばかりなんです。」
「これっておかしくないですか?」
劇団 「そういう人たちは、別に激動の時代をサバイバルして生き延びる気は
無いような気がしますが。」
CS 「しかし、高藤氏は『遙かなる虚空への道』で、
著者はひょんなことから中国仙道に出会い、自分の体験を通してこの〈道〉と接触した。
これを理解するなど至難のワザであった。
しかし、たゆみない実践と追求により、どうやらその全貌がつかめてきた。
そして、それが単なる瞑想的なトレーニングでなく、もっと現実的でダイナミックな
目的を秘めていることを発見したのである。
その一つがサバイバル的な面で、本格的な仙人は、肉体をもったまま、自の前に迫った
危険から逃れるためにタオの力を利用するのである。
これは、乱世うちつづく中国の歴史事情から生み出された驚くべき方法だが、
よく調べていくと仙道以外の神秘行にも見い出せるのである。
現実をリアルに見ると、今日の世界も古代の中国におとらず、あちこちに火種を
かかえているありさまだし、また日常生活においても、運命の落し穴はほんの
身近なところに不気味な口をあけてひそんでいる。
まったく、仙人の発想を待つまでもなく、われわれはたえず危なっかしい世界に身を
おいて暮しているのである。
それゆえ、仙人たちが実際の体験の中からつくり出したサパイバル的なテクニックは、
今でも十分使えるのである。
と書いています。」
「要するに高藤氏は、
仙道を含む神秘行はサバイバルを目的として生み出された。
と言っているんです。」
「だからこそ、常に現代最先端の情報を集めてフル活用して気の側面から
未来を読み取り、タオの力で危険を避ける仙道サバイバル学を編み出した。」
「このようにサバイバルという意識を持っていたからこそ、彼の感覚や能力は
研ぎ澄まされタオの力が増大した。」
「その増大したタオの力を利用して仙道の行で結果を出すことが出来たわけです。」
劇団 「なるほど。」
「危機回避の能力を高めることで行に必要なパワーが得られるわけですね。」
CS 「大体、危機を避けられずに生活がメチャクチャになったり死んだりしたら
修行自体が出来ないじゃないですか。」
「逆のいい方をすれば高藤氏は、
現実もろくにサバイバル出来ない人間が仙道をマスターできるわけがない。
と考えていたのでしょう。」
劇団 「氏の性格のキツさを考えるとそうなんでしょうね。」
CS 「わたしは前回・前々回の記事を書きながら、
『大周天』『クンダリニー覚醒』『超能力』『還虚』しか考えていない人が
政治ネタの記事を読んだら、
(政治ネタなんてオレの仙道の修行には関係ない!)
(こんな記事は無視して今日もたっぷり修行するぞ!)
(オレは高藤聡一郎に近づいているんだな。)
と完全スルーするのであろうが、実はその反応こそが彼らの修行が
高藤氏本人が究めようとした仙道サバイバルの本質から離れている
ことを証明するわけだな・・・。
と彼らの心理反応と行動を予知しながら書いていたわけです。」
劇団 「サバイバルって重要なんですね。」
CS 「スピリチュアル本ばかり読んでいて人生が一向に好転しない人も
ポジティブシンキングで現実を直視しようとしない傾向があります。」
「そのためサバイバルとしての神秘行の本質からずれが生じて失敗(危機)を
回避できずにドツボから抜け出せないのでしょうが、そういうタイプも政治ネタの
記事を読んだら完全スルーしたのでしょう。」
劇団 「一連の政治ネタの記事はリトマス試験紙としての背後の意味があったんですね。」
CS 「わたしが予知した通りの反応をした人はどの位いたのでしょうか?」
劇団 「実はそうやって未来予知しながら記事を書いていたんですか・・・。」
「これぞまさに
CS流の『仙道未来予知学』
ですね(苦笑)」
※次回の記事更新日は7月1日になります。