キン肉マンタイプ | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の関連記事は「一子相伝 」です。)


※年末の気功指導は12月31日(水)~1月2日(金)が休みとなります。


 キン肉マンタイプ


前回の記事では、


「一般的な気功教室で行われる健康増進を主目的にした気功」

 

「大周天のような高度なレベルを目指す神秘行としての気功」


の両者は全く別物だ。


ということについて説明しました。


そして、その例としてボクシングを挙げました。


一口に同じ気功と言っても、アマチュアとして気楽に楽しむ人の

ためのボクササイズと、プロの世界チャンピオンを目指す人の

ボクシングくらいの違いがあるわけです。


それでは、


(気功におけるアマチュアとプロの違いは何か?)


というとそれはエネルギーです。


エネルギーレベルの違いこそが、健康増進を目的とした一般的気功と、

神秘行としての気功を分けます。


例えば最近、受講者Kさんから、


「ネットで見つけた気功家から強いパワーを感じるのですが、

 この人は出神の行とか出来るのでしょうか?」


と質問されました。


わたしがそのネットの気功家の波動を読むと、立禅や太極拳のような

武術系の気功をやりこんだようなエネルギーが伝わってきました。


粒子の粗いビリビリしたエネルギーが足から上昇して全身が熱くなる
ような感覚です。


そこで


「いや、確かにパワー強いけれどこれは武術系のパワーだから
 神秘行用じゃないね。」


「だから陽神や大周天のような神秘行はキツいんじゃない?」


と答えました。


ここで誤解して欲しくないのは、別にそのネットの気功家の方が

ダメだと言っているわけではないことです。


問題はエネルギーの質なんですね。


これについて、わたしはよく「キン肉マン」を例に説明します。


若い人は「キン肉マン」を知らないと思いますので解説しますと、

キン肉マンはキン肉星の王子(ということは実は宇宙人)で、

地球の平和を守る超人です。



(↑思いっきり暑っ苦しい顔してます。)




(↑でも、実はマスクでイケメンらしいです。)



彼は人類征服を企む悪い超人(悪魔超人、完璧超人など)と

闘うのですが、なぜかお互いがプロレスのリングでプロレス技を

使います。


「なぜプロレスなのか?」というと、作者のゆでたまごがプロレス世代で

当時の読者層(10代の少年)もTVでプロレスをよく観ていたからでしょう。


また、プロレス技って見栄えがいいですから、マンガの描写に適して

いるんでしょうね。


また、作中の描写によると、悪い超人が正義超人(キン肉マンとその仲間)

を倒すと、軍隊はあっという間に制圧されて人類は奴隷のような生活を強い

られるようです。


そもそも(プロレスってなんだ?)という人がいるかもしれませんが、

それについては、


「演劇と格闘技の中間に位置する大衆芸能の1つ。」

 

「スタントマンが行うメロドラマ。」


「底が丸見えの底なし沼。」


という言葉から想像していただきたいです。


有名なプロレスラーとしてはアントニオ猪木がいます。

(この人は人生自体がプロレスといった印象です。)


キン肉マンに話は戻りますが、彼は普段の超人強度は95万パワー

なのですが、火事場のクソ力でパワーが倍増します。


必殺・キン肉ドライバーで悪魔将軍を倒した時は、なんと

95万→7000万に超人強度が増加しましたらから、悟空の

界王拳をはるかに凌駕しています。


彼はまさに練習よりも本番で力を発揮するタイプなんですね。









(最近、CCPシリーズというのが出てます。)




(↓がわたしの好きなウォーズマンです。)



このようにキン肉マンは名前の通り筋肉ムキムキでパワフルですが、

透視能力を使ったり、幽体離脱はしません。

(作品中で一度死んで生き返ったりはしていますが)


その力は神秘行とは無縁な肉体的パワーです。


ここからわたしは、気功を行っていて手足の帯電感や熱感が

強くなり、肉体的パワーが増すけれど、神秘行としての効果が

出ないタイプの人をキン肉マンタイプと呼んでいます。


というか、気功をやりこんだ人のほとんどはキン肉マンタイプに

なります。


ただ、これはしょうがないんですね。


巷の気功教室で教えられている太極拳や立禅はもともと中国武術の

鍛錬法です。


言い換えれば、元々がキン肉マンタイプになることを目的にした

行体系なわけです。


腕っ節を強くすることを目的に作られた武術系システムを

続けていれば、キン肉マンタイプになることは至極当然です。


ですから、先の質問に出たネットの気功家の方も、


(武術系の波動を高めてキン肉マンタイプになる。)



という目的を達成するという意味では成功しているわけです。


問題なのは、太極拳や立禅を行っている人達のほとんどが行を続けて

自分がどのような波動状態にあって、それが目的に対してプラスの作用

をしているのか、マイナスなのか判断していないことです。


そして、目的と合致していないといろいろ問題が生じます。


わたしがそんな様子を見ていると大学受験で失敗する人を連想します。


学校や予備校で与えられたカリキュラムのみを学習して、その結果、

模試で出た偏差値をもとにして志望校をなんとなく決定する学生って

よくいます。


極端な例としては、理系で成績がいいから、全く医療に興味がないのに、

地元の国立大の医学部を受験する人もいるくらいです。

(こういうタイプは実際に医者の研修が始まって地獄を見たりします。)


しかし、こういう人達は受験で失敗する可能性が高いです。


なぜなら、同じ偏差値の大学でも、そこそこによって問題の出題傾向も

違いますし、合格判定の際の科目ごとの配点も違ったりします。


そのため一般の模試では高い点数をとって偏差値をクリアしていても、

実際の志望校の試験では落ちる可能性は十分あります。


逆に模試で偏差値が低かったり、判定がC~D判定でも、1年くらいの

準備期間があれば、志望校の出題傾向や科目ごとの配点を分析・対策

して合格する可能性は十分出てきます。


例えば、私大の志望校の受験科目で英語の配点比率が4割以上で、

さらに長文の読解問題の配点が高ければ、過去問を調べて類似の

タイプの問題を集中的に行えば合格する確率は高まります。


このような戦略的な対策を全科目に対して行っている受験生と、

ただ漫然と与えられたカリキュラムをこなして偏差値を基準に

志望校を選んだ受験生では合格率は自ずと違ってきます。


気功、特に神秘行も同様で、


(漫然とみんなが太極拳や立禅、呼吸法を行っているから、

 自分もそれらを行っていれば大周天に到達するんだな。)


という考えでは墓穴を掘ったりします。


志望校(行の目的)に応じた戦略が必要となるわけです。


特に神秘行として行っている場合はこれが重要になります。


これについてはよくある例として、



「大周天を目指して毎日立禅しています。」



「太極拳で気を強化して陽神を作る。」



「火の呼吸でクンダリニーを覚醒させる。」


という人がいますが、実はあまり効果がなかったりします。


以前、宮城県の受講者Sさんが受講歴4~5ヶ月の頃に、

下記のようなメールのやり取りをしたことがあります。



(1通目)


> 昨日、仕事中、○○を意識しながら仕事をしていた時、


> 突然会陰と尾骨の中間ぐらいに一瞬激しい痛みが走ったかと思うと


> 会陰にたまっていた溶岩エネルギーがもわ~っと、タガが外れたように


> 広がり始めました。「???」と思っていると、手の先、足の先まで、


> エネルギーの波みたいなのがふわ~っと広がる感じがつづきました。


> それで、それ以降、エネルギーが直で入ってくるというか・・ いつでも


> ちょっと○○をイメージしただけですぐ会陰・督脈が熱くなる感じです。


> あと、たまに頭の中が冷たい感じがするとか、明らかに体に変化が見られます。



(返信)


それはチャクラが開いたんですね。


個人差やその時々の状況によって違いがありますが、


チャクラや気脈が開くときに痛みが出ることがあるんですよ。


特に問題ありませんのでそのまま行を続けるといいです。




(2通目)

> ○○様


> お世話になっております。


> 先ほど軽く目を閉じ、体・意識の変化を探っていたら、寝てしまって、突然視界が90度


>ゆがんだと思ったら意識が体外に出ていました。「???」と焦って、わーわー声を


>出していたらもどりました。意識的にこういうことができそうな感じなのですが、


>特に問題なかったでしょうか?(回答は次回の講習の時でも構いません。)



(返信)


それは体脱ですね。


たまに起こるんですよ。


>これが、体外離脱なんですね。


>いや~、色々楽しいです。

iPhoneから送信



わたしとしては、(まぁ、本人楽しんでてよかったね。)と思ったのですが、

この受講者Sさんは立禅も太極拳も呼吸法も全くしていません。


休みの日にパチンコ台の前に座っているくらいです。


それでも上記のメールのようにいろいろ変わった体験しています。


もちろん、受講者Sさんが割とエネルギーに敏感なタイプで、月2~3回は

必ず定期的に受講して、毎日わたしが指定したトレーニングを1時間程度は

行っているという前提条件は必要です。


ただ、こうして実際に指導しながらSさんのような体験例を直に見ていると、



「大周天を目指して毎日立禅しています。」



「太極拳で気を強化して陽神を作る。」



「火の呼吸でクンダリニーを覚醒させる。」


などの修行法について、正直 (???)と感じてしまいます。


まぁ、どんな修行をしようとその人の自由ですし、どんな結果が出るかも

実際にやってみないとわかりませんから、上記の修行をしている人に対して

わたしは一切口出しをしないことにしています。


また、太極拳や立禅を行って何も変わったことが起きないという人も

以前よりも体力がついたり、性欲が増したりと、何らかの効果は

出ているはずです。


それは太極拳が、


「物質的なエネルギー(後天の気)を鍛えて、十二正経絡を中心に

 皮膚レベルで全身の気脈を開き、肉体のパワー、身体能力を

 高める。」


という目的に沿って作られた行体系だからです。


太極拳は本来は武術であり、武術とは敵と闘うことを目的にした

技術体系です。


現代の平和な日本と違って、太極拳が成立した時代背景には、

武器を手にした複数の人間を相手に戦わなければならないような

状況が頻繁にあったのでしょう。


そうでなければ太極拳自体が発展しません。


また、そのような条件下で「幽体離脱をする。」「悟りを開く。」といった

神秘行用のエネルギーを高めてもあまり意味がありません。


いきおい、腕っ節を強くする物質的なエネルギー(後天の気)を強化する

ための行体系として太極拳は発達したわけです。


それでは、


太極拳や立禅では神秘行の修行はできないのか?


というとそれもまた違ったりします。


今まで書いた内容と思いっきり矛盾しますが、太極拳や立禅、呼吸法で

クンダリニーが活性化したりして、神秘行の効果が出る人は確かに

存在します。


ここが神秘行の大いなる矛盾なのですが、これについては、


なぜ、受講者Sさんは、太極拳や立禅、呼吸法なしで神秘行の

効果が出たのか?


という理由から説明できます。


 

 つづく




※次回の記事更新日は12月20日になります。




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