(前回の関連記事は「元型と神秘行 」です)
超実用的!気功講座 第26回
イメージでガンが治る理由
前回は、「プシコイド」という精神と物質の境界がはっきりしていない
状態で起きる現象が、神秘行で起きる不思議な体験に関係している
ことを説明しました。
「プシコイド」に興味が出たわたしは、「深層からの回帰」の著者である
心理学者スタニスラフ・グロフの関連書を何冊か読んでみました。
その中で面白かったのがマイケル・タルボット著
「ホログラフィック・ユニバース」でした。
ホログラムというのは、スターウォーズのようなSF映画に出てくる
立体映像です。
このホログラムの考えを脳の構造に応用した脳神経学者や、量子論に
応用した物理学者が現れて、彼らが生み出した考えはまとめて
「ホログラフィック理論」と呼ばれるようになりました。
ホログラムの詳しい説明について興味がある方はこちらを 読んで
いただくとして、
ホログラムの特徴はマイケル・タルボットによると以下のように
なります。
1 立体映像の元となるフィルムには波状の干渉パターンしかない
→カメラのフィルムと違ってホログラムフィルムを見ても、
波状の線があるだけで何の映像かわからない。
2 フィルムにレーザーを当てると立体映像が浮かび上がる
→例えば、フィルムにレーザーを当てるとリンゴの立体映像が
浮かび上がる。
3 フィルムを細かく切った断片にレーザーを当てても同じ映像が
浮かび上がる。
→切り刻まれたフィルムの断片にレーザーを当てても一個の
リンゴが浮かび上がる。(ただし、ぼやけて見える。)
4 1枚のフィルムにたくさんの立体映像を記録できる。
その場合、レーザーを当てる部位によって浮かび上がる
映像が違ってくる。
→レーザーを当てる場所によって、リンゴやバナナ、マンゴー
などの違う果物の立体映像が浮かび上がる。
そして、「ホログラフィック・ユニバース」の中でマイケル・タルボットは、
世界中の様々な超常現象の話を出して、すべての原因を
ホログラフィック理論で説明しています。
わたし個人の感想としては、「これはこじつけじゃないかな?」という
部分もあるのですが、確かに納得出来る箇所もありますので、幾つか
紹介します。
<脳の構造はホログラムと同じ>
「事故や手術で脳のかなりの部分を切除した患者は、記憶力が全体として
ぼやけても家族の半分だけを忘れたりとか、特定の記憶を失ったりはしない。」
「これは、ホログラムのフィルムを細かく切り刻んでもリンゴの立体映像が
浮かび上がる事と同じだ。」
脳の構造がホログラムに近いというのは何となく納得できる気がするのですが、
マイケル・タルボットは更に人間自体がホログラムだと言うんですね。
ここから一気に話の内容がオカルティックになります。
<イメージでガンが治るのはホログラム>
「人間は実はホログラムの立体映像みたいなもので、人間の奥深い場所には
立体映像の元になるホログラムフィルムのようなものがある。」
「瞑想状態になることで、自分の中のホログラムフィルムにアクセスする。」
「そしてガンが治るイメージをすることでホログラムフィルムの内容を書き換える。」
「すると立体映像である自分の肉体にあったガンが消滅する。」
という理論なんです。
よく心霊治療で難病を治すヒーラーがいますが、そういったヒーラーは
トランス状態になることにより、患者の内部にあるホログラムフィルムに
アクセスして内容を書き換えているというんですね。
確かに、気を利用した治療では、例えば肩こりで筋肉が硬くなっている患者さんに
対して、ぐにゃぐにゃに柔らかくなるイメージを気に乗せて送ったりします。
すると実際に患者さんの肩こりがラクになったりするんですね。
これってある意味、気というエネルギーを利用することにより、
患者さんのホログラムフィルムの内容を書き換えているのかもしれません。

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