(前回の関連記事は「クンダリーニ 超絶体験 」です)
意識の爆発体験
背骨を走る電流のようなエネルギーが強さを増してきて、
背中がのけ反るような快感に口から勝手に
「アアーッ!」とか「気持ちいいー!」とか勝手に出てきます。
もう全身汗だくになって叫んでいると、頭の中で「カチッ」と
何かがつながったような感覚が起きました。
すると頭の中で思考する意識がフッと消えました。
そうなると全身が感覚のみの状態になってしまい、
さらに全身の電流の強さが増しました。
(これがトランス状態というものだったのかもしれません。)
もう自分でも何をしているのかわけが分からず身体が
動いているんです。
電流の強さが増して全身をのけ反らせていると、胸の
真ん中の辺りが膨らんできていきなり「ベリッ!」と
裂けてくるような音がしました。
その瞬間、体が爆発したような衝撃とともにエネルギーが
一気に周囲の空間に拡散して行ったんです。
それと共に自分の頭の中にある意識も一気に爆発して
拡散して行きました。
よく瞑想で「宇宙と一体化する」と言ったりしますが、
本当に自分の意識が宇宙中に拡がって行ったような
感覚でした。
爆発と共に全身を流れていた電流も収まりベッドで
ぐったりしていると、上空の空間から薄い光の粒子の
ようなエネルギーが降り注いできました。
そして、身体の中に吸い込まれてゆきました。
どの位の時間が経ったか分かりませんが、意識が戻って
ベッドから起き上がると
部屋の隅の空間に宇宙エネルギー体達がいました。
(とても喜んでいるようでした。)
「何だったんだ、あれは?」
と呟きながら部屋の明かりを点けて鏡を見ると、
髪の毛も爆発したみたいになっていて、
まるでドリフのコントで志村けんがたまにする
科学者みたいなぼさぼさ頭になっていました。
全身も汗だくになっていたのでシャワーを浴び直して、
シーツも交換してから寝たことを憶えています。
こうして今振り返ってみると自分でも不思議な体験
だったと思います。
しかし、これで「悟りを開いた」とか
「宇宙の愛に目覚めた」などと
言う気はありません。
自分でもつくづく思うのですが、人というのはどんなに
不思議な体験を重ねても、慣れ親しんだ日常生活に
自分の意識を合わせようとするんです。
職場に行けば同僚に合わせて世間話をしますし、
理不尽なことがあれば腹を立てて抗議したり、
好みの異性がいれば話しかけたりします。
逆に言えば、それが出来なくなった時は、
もう現実では通用しない人間になるのだと
思います。
ただ、以前と全く同じかと言えばそれも違うんです。