独ルフトハンザグループなどの欧州航空会社の乗務員は域外の一部の国では義務付けられている精神面の適性検査を繰り返し受ける必要がなく、精神疾患に関しては医師が健康診断で発見するか、パイロットの自己申告に任せてきた。

フランスの山腹に機体を墜落させ、乗員乗客149人を死亡させたとされるルフトハンザ傘下ジャーマンウイングスのパイロットは、採用プロセスの一環として精神面の適性検査を受けただけだった。それ以降、このパイロットは上司に医師の診断を隠し、墜落当日も勤務に適さない状況にあったとみられている。

ドイツの航空医学関連団体のアンドレアス・アドリアン氏は「隠そうと思えば、うまく隠せる可能性は高いだろう」と語った。
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