原発の問題については、私の場合
Save childや、そこからのリンクで飛べる
ニュースサイトを中心に情報をチェックし、
自分なりに基準を設けて
「出来ることはやる」
というスタンスでいます。
例えば、
1.リスクは信頼できる情報から最もリスク管理の基準が
厳しいものを優先的に採用
2.内部被爆を極力避けるため、被災地及び周辺地域、
特に放射能数値が高く出ている(ホットスポット)
産地のものは買わない。
3.水はなるべくミネラルウォーター、産地も上記同様選ぶ。
職場ではアメリカ産のスプリングミネラルウォーターを利用
4.産地が特定できない乳製品は極力避ける
といったようなことです。
徹底的にやるのでない限り、
どうしたって限界はあって被爆するものはしますので、
「とりあえず自分が意識して避けられるリスクはとらない」
をモットーにしています。
野菜はわざわざ九州から取り寄せたりはしないので、
スーパーでは外国産、あるいは
西日本方面のものを極力選ぶ、とか
牛乳などの乳製品は汚染が取り沙汰されていますが
アイスクリームは好きだから食べているし、とか。
(せいぜいメーカーを選ぶくらいですかね)
少し前まで積極的にとっていたヨーグルトは
最近は食べるのをやめてしまいましたが…。
(地震直後はしばらく摂ってはいたが)
ひとまず、中部大学の武田邦彦教授や
京大助教授の小出裕章氏の見解を
信頼しているので、
1.判断を放棄し、政府やマスコミの情報のみを
鵜呑みにするようなことはしない
2.「実害」なのに「風評」と言わない
ことが自分の態度です。
が、しかし、
昨日友人と話していて、
温度差があるのをひしひし感じました。
自分たちが「警戒区域」や「避難区域」から
外れているせいもあると思いますが、
友人達の態度はこうです。
「この事故は日本全体の責任だから
皆で背負っていかなければいけない。
風評被害で苦しめるなんてことは
あってはならないこと。
積極的に消費するべき」
ここで私が感じたのは、
1.地震や津波という自然災害は、地球の一部を借りて生きている以上
引き受けなければならないリスク。
そこからの復興には当然、力を合わせていくべき。
2.原発の事故の直接的原因は津波もあったが、その後の対応は人災。
また、起こり得るリスクを含めても「絶対安全」としていた
見積もりも含めれば、原発政策を進めてきた政府と東電の責任。
3.放射能の拡散に対する対応は最も恥ずべき愚策の連続。
4.被災地の復興=被爆を引き受けることではない。
「放射能」に対する対策は最大限努力すべきだった(過去形)。
それでも、私の友人のように、
未だに放射能に影響を受けている土地で取れた作物を
「安全」と信じ、
むしろ放射能に汚染されているという情報を「風評」として、
購入して消費することによって
被災地支援になると考えている人は、
殆どなのではないでしょうか。
むしろ福島やその周辺地域の皆さんでこそ
上記のような事を心配こそすれ、
東京に来たら皆さんこのようなことをわざわざ考えるでしょうか?
小出助教授も仰っていますが、
3月11日から世界は変わってしまったと。
その通りだと思います。
故郷の美しい自然を、
見た目は何の変化もないというのに
「もうここには住めません」
「ここの野菜は食べられません」
と宣告される。
それが放射能汚染の現実だというのに、
実際の政策ときたら、
「基準以下なので大丈夫です」
「ただちに健康に影響はありません」
と、
耳障りのいい言葉でごまかしている。
確かに、被爆してガンになるのは確率です。
年間100ミリシーベルトの被爆で、
千人中5人でしょうか。
995人はガンにならなくてすむかもしれません。
それでなくても、
3人に一人がガンになる国です。
放射能が原因かどうかなんて、結局分からなくなるでしょう。
でも、人生は確率だけでは測れません。
誰かにとって、
自分が、あるいは愛する家族が、子供が、
ガンになったら
1000人中の5人だとか10000人中の何人だとか
そんな統計は無意味です。
何も気にせず、スーパーで売っているものを
そのまま買うのも、
もちろん個人の自由です。
けれども、
それならば
正しく放射能の影響を理解した上で、
きちんと正しい数値を出して、
その上で個々人の判断に委ねるべきです。
牛肉の騒ぎやお茶の汚染など
これまでの流れを見ていてもなお、
多くの人が
「市場に出回っている農産物は安全」
と理解している。
日本人はつくづく、性善説の国だと
その魂の美徳に感心する一方で、
だからこそ
事実を過小評価したり、
事実をごまかそうとしたりする相手に
盲目的になってほしくないとは思います。
セシウムやストロンチウム、
プルトニウム、
その他の、
簡単には数値を測れない数々の放射性物質は、
どのくらい大地を汚染しているのかさえ
私たちには分からない。
けれど、
放射能に汚染されたら
どんなに綺麗に見えていようと、
その土地もそこに生る果物も野菜も、
もう人には与えられないものに変えてしまう。
それが原発のリスク。
原発とひきかえにするもの。
いくら善意があっても、
放射能の半減期を減らせるわけではない。
であるから、
「ただちに健康に影響はない」とか、
「安全」
とただ繰り返すのではなくて、
すべき除染を行い、
数値をきっちり出してもらいたい。
そう思います。
それにしても、武田先生が
ガイガーカウンターを持ち歩いて
東京や群馬の数値を計る様子が
昨日の「情熱大陸」でも放映されていましたが、
数値はけして低いものではありませんでしたね。
そこに当たり前のように大勢の人が
生活している。
シュールな世界になってしまったものだと思います。
ちなみに、私の住んでいる場所も、
間違いなく汚染されているでしょう。
今はもう、ぷっくりと太ってきた
ブルーベリーも、
もう二度と食べられなくなります。
(ベリー類やきのこは放射性物質を
よく取り込みます)
庭での家庭菜園も、もう無理かな…。