疑心と傷に慣れすぎて
黒と白の狭間に流されて
蒼白の空に溺れた僕は
君の姿に釘付けられた
自由に泳ぐ鮮やかな碧に
醜い欲が生まれた気がした
君の総てを掴まえて
籠の中に閉じ込めよう
窓から逃げて仕舞わぬように
風切り羽根を奪ってしまおう
美しいその姿
ずっと此の眼に映していたいと
君の自由を取り上げて
空の君を見れないとして
君の幸せ妨げて
憎悪の光向けられようとも
其れでも尚も
君が欲しくて
奪いたい欲と
魅せられたい想いの狭間で
そしてまた
滲む視界と揺れる視線
自分の存在価値が見出だせない
解決したはずなのに
また判らない
だって要らない気がする
アタシが要らない
誰かあげるから
アタシの感情壊してよ
もう何も考えたくない
誰かの生きる理由になんて
成り得ない
アタシが居ないと生きてゆけない
そう思われたい
有り得ない
だってアタシはこんなにも醜い
さっきまでは
あんなにも幸せだったのに
何故
不安?
心配?
何か違う
淋しい?
自己中
独占欲
気持ち悪い
大嫌いだ アタシなんて
好きすぎて
愛しすぎて
自分自身が気持ち悪い