今晩は、kaiです☆


日本の景気後退、当初予想より深刻化の可能性
金融不安の世界的拡大でクロス円急落、下値めど見えず

ちなみにクロス円とは、
基本通貨である米ドルと、日本円及び他通貨とのレート(ドルストレート)とを掛け合わせて算出した、
日本円対他通貨のレートのこと
(例:日本円:豪ドル = 日本円:米ドル × 米ドル:豪ドル)


そのまんま東は、有権者の意思を無視して国政に意欲を燃やさないように
例え当選したところで、初当選の一年生議員に衆院で何かができると思わないこと
そのまんま東が、この経済衰退の巨大な影に立ち向かえるとは思えません
地元の高速道路をどうにかしたいなら、知事の任期中で考えなさいな……
あなたが国会に顔を出したところで、解散か任期切れで去ったら忘れ去られるだけ

しかもあなた、まだ官製談合の根を抜いてないでしょう


終始一貫して「サブプライムは日本の金融機関を侵食していなかった」と主張する政府ですが、
そんなところに問題があるとは誰も思っていないのです

問題は、損失の大小に関わらず、
「日本の金融機関がどうやって損失を補填しようとするか」
という事です

不良債権だって、未だに解消されていないんです

全ての金融機関の損失は、最終的に銀行に集中するのではないでしょうか
銀行は、経済において「貨幣流動性」を担う重要な機関
いわば、経済の心臓です
体の様々な部分の毒素が、血流に乗って心臓に回ってくる


銀行とはバンク、つまり「bank(川岸の堆積)」
滞留する貨幣が見かけ上静止している場所です

銀行はその預かり資産を、様々な手法で運用し増やします
増やし方の代表は貸付利息、つまり借入者が払う利子です
もちろん、株式出資や社債購入、デリバティブ投資もしますが、
もっとも安定しているのは貸付です

そして、一部を預け主(顧客)に利子として還元します

では、銀行が思わぬ損失を被った際、
その損失をどのようにして補填しようとするでしょうか

当然ながら、安全資産や安全事業に投融資して、
その損失を徐々に埋めていこうと思うはずです
それは逆に言うなら、危険資産や危険事業への投融資を打ち切るということ

つまり、「貸し渋り」「貸し剥がし」です


中小企業への投融資は真っ先に対象外です
そして、大手の信用企業への投融資も場合によっては縮小するでしょう
与信限度が一方的に引き下げられるわけです

では、例えば大手製造企業が銀行融資を縮小された場合、
その後どのように動くでしょうか
当然ながら、事業を縮小せざるを得ません

事業が縮小すると、そのシワ寄せは子会社へ行きます
子会社の再編成・再統合、事業の再分割、リストラ……

そして子会社のシワ寄せは、下請け企業に至ります
そう、中小企業です
契約を打ち切られ、仕事が無くなります


私が幼少の頃、バブルが崩壊しました
その後、山一證券が破綻し、親が驚いていたのを覚えています

しかし、不景気不景気とは言えど、基本的に大企業は潰れない
それは何故なのか、子供ながらに疑問を持っていました
リストラが流行語のようになった頃、
父親の会社は大乗なのか本気で心配しました(大丈夫でしたけど)

どんなに不景気でも潰れない謎の理由、
それは、「大企業だから」―――


結局、堂々とビルを聳え立たせている大企業の影で、
中小企業が貸し渋りと契約解除によって連鎖倒産していたのでした
そして、多くの中小企業ビジネスマンとその家族が、
路頭に迷い、首を括っていたのでした


今再び、この経済的危機に陥っている日本において、
私はこう思います

現状での見積もり損失が小さい事が、良かったとはとても言えない
たとえ米国より小規模といえども、その損失の為に人身御供にされる企業がある
企業とは人の集いであり、人と生活、命そのものでもある

大企業や有名企業は安定していると言うが、
それは確かにそうだろうと思います
しかし、それは必ずしも「優良企業である」事とイコールではなく、
このようなメカニズムがあるからこそです

優秀な人材は中小企業にも居ますし、
優秀さに関わらず人間には生活する権利があります
優秀な人材ならば、自社倒産後にも食い扶持はあると言う人は多いでしょうが、
若くない限りは決してそんな事はありません
しかも、優秀でないとの評価を下された人間には尚更なのです


幾らの給与を貰え、どれだけの安定した職務に就き、仕事の内容が良いかどうか……
それは、その人自身の優秀さとは殆ど無縁なのではないかとすら思えます
細かで無個性な歯車が集まった巨大な機械
それが、現代経済社会の亡霊、モダンタイムスではないでしょうか

石原氏の新銀行東京、発想は大前氏のメトロポリタン銀行だったと言いますが、
この案は非常に良かった
しかし、役人の攻撃に負けて骨抜きになった銀行を携えた石原氏は、
さながら不景気の巨大な影という風車に挑むドン・キホーテでした
石原氏では、到底経済問題には対処できないのです


人が人を踏みにじらずに生きていける社会
それは、綺麗事なのでしょうか

私には、それを「綺麗事だ」と冷徹に言ってのける人間こそ、
悪夢と幻影に毒された人物に見えて仕方が無いのです


kaiでした☆