ライブレポート~Fear,and Loating in Las Vegas、BIGMAMA~ | キタガワのブログ

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コンビニ店員にとって最も嫌なことは、ドリアの温めです。




11月21日、PHASE2リリースツアーに行ってきました。

出演はFear,and Loating in Las Vegas、BIGMAMA。

場所はクラブクアトロ。

Fear,and Loating in Las Vegas(以下ベガス)の最新アルバム「PHASE2」のツアーですが、自分はかなり不安だったんですよ。

なぜって、ベガスのライブが盛り上がりすぎてグッシャグシャのモッシュダイブの連続になるのが容易に想像できたから。

自分は基本的にあまりモッシュをするような人間ではないので、雰囲気に馴染めないだろうと危惧してたんです。

BIGMAMAもBIGMAMAで自分はあまり詳しくなくて、比較的ゆっくりした楽曲が多いBIGMAMAと、ほぼ全てどしゃめしゃに踊り狂う楽曲のベガスの対バンは意外でもあり、不安でもありました。

ですがまあ予想通りのチケットソールドアウト。

PHASE2のアルバムとBIGMAMAの曲を数曲覚え、自分はクアトロへ向かいました。

クアトロに着くとすでに開場しており、そのまま入場。

すると、ベガスTシャツを着た人、人、人。そしてその大半が男性。

BIGMAMAのTシャツを着ていた人もいましたが、圧倒的にベガスTシャツの割合が多かったです。

そしてステージには大きく「Fear,and Loating in Las Vegas」の文字が。

そのステージには多くの機材があり、中でもバイオリンが目を引く。

そう。先行はもちろんBIGMAMA。

定時になり、暗転。柿沼(Gt,Vo)さん、リアド(Dr)さん、安井(Ba)さん、東出(Vio)さん、金井(Vo,Gt)さんが登場。

「広島!新世界へお連れします!」と金井さんが叫び、放たれた1曲目は「荒狂曲“シンセカイ”」。

ドヴォルザークの名曲「交響曲第9番 新世界より」を大胆に変えたこの曲で、会場は一気にヒートアップ。早くもモッシュ地獄と化し、1曲目から汗だくに。

2曲目は「Swan Song」。これもチャイコフスキーの「白鳥の湖」を変えたもので、さらなる盛り上がりを見せる。

上記2曲を終えたあと、MCへ。

いきなり「わやじゃけえ!」と広島弁で語る金井さん。

「こんなに迎えてもらえると思わなかった。BIGMAMAも、ラスベガスも好き。そんな最高な感性を持った人になってほしい」と伝え、楽曲へと戻る。

バイオリンを使うロックバンドって珍しいと思うんですが、そんなことを全く感じさせないアッパーな楽曲のオンパレード。

中でも圧巻だったのが「秘密」。演奏が始まってしばらくすると、数人の観客が人の上にまたがり煽り始める。

そしてサビに入ると一斉にダイブ!

BIGMAMAもまさかダイブをする人が出るとは思わなかったらしく、苦笑いしながら演奏してました。

「音楽のジャンルっていろいろあるじゃん?俺はね、ライブバンドかそうじゃないかだけだと思ってて。ラスベガスが出たときにさ、完全にライブバンドだと思ってさ、こいつら……ちくしょう!ってなってさ……今こうやって一緒にやれてることに感謝してます。ありがとう」と熱いMCをする金井さん。

心にグッとくるものがあったんですが、いかんせん金井さんが噛みまくるため、至るところで失笑が。

それを見て柿沼さんが「この人は噛み噛み王子と呼ばれてまして、良かったらみなさん覚えて帰ってください」とイジる。

ひたすら笑わせ、盛り上がらせ、楽しませてくれたBIGMAMA。

最後の曲は「until the blouse is bottoned up」。「タオル掲げて。うん、なんでもいい」と金井さんに促され、至るところでタオルが掲げられる。

そのまま観客全員で大合唱。感動のあまり泣いている人も見受けられました。

そして曲が終了。東出さんがベガスのタオルを掲げながら、BIGMAMAは退場していきました。

にわかの自分でも知っている曲のオンパレードで、すごく楽しめました。ファンになりました。ありがとう!

さあ、続いてはベガス。

サウンドチェックの段階で、すでに観客のテンションが上がる。

かなり長い時間が経過し、暗転。

SEが流れ、So(Clean/Scream Vo,Prog)さん、Minami(Scream Vo,Key)さん、Sxun(Gt)さん、Taiki(Gt)さん、Kei(Ba)さん、Tomonori(Dr)さんが登場。

そしてニューアルバム「PHASE2」からインスト曲「Are You Ready to Blast Off?」をドロップ。

ここから地獄のモッシュ地獄が始まりました。

もうモッシュというより、360度から全力で人に体当たりされると想像してもらえば分かりやすいと思います。

アメフトの選手の如きタックルをされるもんで、自分はすぐに後ろに避難しました……。

2曲目は「Rave-up Tonight」。Perfumeかってくらいガンガンの機械声をしたSoさんの「踊れ~!」という絶叫で、灼熱地獄に。

Minamiさんがデスボイスで「アダダダダ!」と叫び、それに合わせてSoさんが北斗百烈拳をするシーン、実際に見れて嬉しかったです。

言ってしまえば1曲目から4曲目まで、PHASE2のアルバムの曲順通りの進行だったわけですが、この時点で自分のライブ経験の中で一番ヤバかったです。

ライブを見ながら心臓が痛くなる経験、初めてでした。

数曲終わり、SxunさんのMCへ。「初めて見た人どれくらいいる?」と手を挙げさせ、新曲の告知をする。

そして「雰囲気をちょっと変えて……」という発言から「Rain Inside Your Eyes」をドロップし、ハンターハンターの主題歌にもなった「Just Awake」へ。

一層盛り上がりに拍車がかかる中、キーボードソロではしっとりとした雰囲気を作り出すMinamiさん、さすがです。

そしてその後は「あと2曲です。今回のツアーではアンコールはやってません。これで本当に終わりです」という驚きのMCから、デスボイス満載の「Virtue and Vice」、7分を越える「Stay as Who You Are」を演奏。

「VIrtue and Vice」ではSoさんとMinamiさんが何度もダイブを繰り返し、「踊れ踊れ!ジャンプ!」と声をかけるSoさんが印象的でした。

最後の曲が終了するとやはりアンコールはなく、観客全員よろけながら出口に移動し、みんな全身汗まみれでした。

そういう自分も上着はもちろん下着までびしょびしょで、今まで見たどのライブよりも激しかったことを実感しました。

あと、すごい怖かったです……。

なんか夢のような体験をしたような気がします。

ありがとうございました!


【BIGMAMA 広島クラブクアトロセトリ】
荒狂曲“シンセカイ”
Swan Song
Sweet Dreams
No.9
Mr.&Mrs.Balloon
#DIV/0!
秘密
until the blouse is bottoned up

【Fear,and Loating in Las Vegas 広島クラブクアトロセトリ】
Are You Ready to Blast Off?
Rave-up Tonight
Swing It!!
Thunderclap
Love at First Sight
Nail the Shit Down
Rain Inside Your Eyes
Just Awake
Flutter of Cherry Blossom
Virtue and Vice
Stay as Who You Are