無意識に繰り返しがちなパターンに氣付く

「○○ちゃん､今変な魔法使ったやろ？私分かるねん…」と電話口でいきなり言われた時には､意味不明すぎて「は？」としか返せなかった。

「さっきまで別の友達と喋ってた時は氣分良かったのに､○○ちゃんと話し始めたら急に氣分悪くなってきた…前に入院した時もこんなんやった。○○ちゃんは○○(共通の知人で彼女が運命の人だと一方的に思い込んでいた人)とも友達やし､もう会わへん方がええんかも…」

話し始めた時は「〇〇ちゃんみたいなお嫁さんが欲しい」って言ってたのになぜ急に⁉️

しかも､カウンセリングに通ってたのは知ってたけど…

入院⁉︎ 初耳だよ‼︎

躁鬱？何？？

去年突然縁切れした友人のうちの1人。

この後､私が正論で返してしまい、話してる途中で電話を切られてそれっきり。「氣分悪くなってきた…」の後だったので､1人暮らしの彼女が倒れたりしてないかとめちゃくちゃ心配したよ…

この電話のある前､彼女に会いたいとずっと言われてたんだけど､「そろそろ繁忙期の準備も始まったし､自分のことに集中したいので､暫くは難しい」と断って仕事に専念してた。本当のこと。

何度か電話に出れない状態の続いた後､ようやく電話を返せた。ものすごいハイテンションで､言ってることが支離滅裂､自分の話ばかりで会話が成立しない…どういうこと！？

「そろそろ明日のために寝たいので…」と私は何度か電話を切ろうとしたが､こちらの都合はお構いなしで､大笑いしながら意味不明なことを話し続ける。結局いつも通り数時間経過。

氣でも狂ったのか…それとも最近不思議な関係にあるっていう「運命の相手」の友人だという男性がヤク中だったりして…

「明日の夕方､少しでも良いので会いに行きたい」というので､これは実際に会って､やっぱりおかしいようなら早めに指摘しなきゃ…と思い､予定を調整した上で「抹茶プリン作って待ってるね」と連絡したが、返信のないまま夜が明けた。食べたいと言われてたプリンを当日念のため作って待ってたけど､一切連絡なし。

画家を目指している彼女は､別居中の元パートナーからお金をもらいつつも､失業手当が打ち切りになった後の生活の心配をしていた。

「いつまでも彼に頼ってられないよ､彼には既に新しい恋人がいるし､離婚手続きも始めるんでしょ。私は○○ちゃんに絵の才能を無駄にせず､今後も夢を追いかけて欲しいけど､とりあえず時々でもいいから何か別の仕事しながら制作活動続けた方がいいんじゃないかな？私だってそうだよ」とアドバイスしてたけど…

私の友人のバンドのライブに彼女が行きたがってることを友人に話すと､友人は快く彼女をゲストリストに入れてくれた。彼女に似合いそうな誕生日プレゼントも一か月早く用意したし､ケーキも焼いて行くので､ライブ後に私たち2人やバンドメンバーの誕生日をみんなで一緒にお祝いしようねと私は彼女に言っていて､彼女もそれを楽しみにしてた。結局､ライブ＆パーティーは「別の誕生日会に呼ばれたねん」と前夜にドタキャン。そしてそれに続いての冒頭のできごと。唖然とした。

彼女のことを知らない友人にとうとう一連のできごとを話したら､「その子おそらくスキツォだよ」

統合失調症…これまで周りに統合失調症の人はいなかったので､草間彌生が幼い頃から悩まされてた精神疾患としか知らなかったけど､調べてみたらなるほど､幻覚や幻聴についてはわからないけど､妄想を現実と思い込むところなんて特にぴったり当てはまる。実際どうだか分かんないけど､精神疾患があるなら話してくれてたら私も勉強できたのに…そこまで心を開いてくれてなかったのか。

学生時代に公営住宅への入居希望者の書類を受け付けるバイトをしたことがあるんだけど､入居希望の理由を書く欄に「天井に忍者がいる」とか書いてる人がいて､何も知らなかった私はひとりで大ウケしてたけど､今思えばあれも…？

彼女も「私にはみんなとは違う特別な強い光があると思うねん」とか中途半端な関係にあった共通の知人にはっきりとフラれて､その後彼に恋人ができても､「本当は彼は私のことを愛してる」って真剣に発言してた。

「自分だけが特別って思わない方がいいと思うよ、みんな特別だから」「いや､それはない､彼､はっきり言ってくれたんでしょ」

彼女のためを思ってこそ､お節介にも牽制球を投げ続けていた私。超繊細な彼女には直球すぎて､悪意があると思われてしまったのかな。そして妄想にブレーキが効かなくなっちゃった！？

以前に電話魔の躁鬱の友人がいて､息子もまだ小さかったので､緊急の時以外は早朝や夜間は電話控えてってお願いしたけど全然効果なしだった。ただでさえ家事育児パートの仕事で多忙な中､週末はバンドのツアーメンバーとしての生活も始まって電話に出れない時が続いた。すると､いつのまにかFBでブロックされていて､数ヶ月後「何で私のことブロックしたの？」と連絡が来た。

精神疾患があろうがなかろうが､合わなくなくなる友人がいるのは仕方ない。別々の道を歩む時が来たんだと思ってる。たださ､何やかんやで放っとけず､構いすぎてしまった私にも問題あったよね。彼女のことを本当に考えるなら､お節介焼かない方が良かったかもね。自分でしか答えの見つからない問題に対する答えを毎回私に求めてたもん。

私は子どもの頃から､転校生､いじめられっ子､自閉症や知能障がい持った子､嫌われ者､寂しい老人や外国人､差別される側の人なんかにやたらと好かれるし放っとけない。前よりマシになったとは思うが､ついつい無意識で構っちゃうから､結果として､その人たちから学びの場を奪ってしまったこともあるのかも！？　これじゃあかんな…難しい課題だわ…見つめてみます。

(以下､移動ついでに話題の彌生に会いに行ってきたのでシェアします)

彌生ロボ