Cathy Youngの1st再発 | サイケデリック漂流記

Cathy Youngの1st再発

Spoonful of
Cathy Young
A Spoonful of

サイケ本「サイケデリック・ムーズ」やシンコーのディスクガイド「アシッド・フォーク」で紹介されていたカナダの女性シンガーソングライター、Cathy Youngのデビューアルバム、"A Spoonful of Cathy Young" (1969, Mainstream) がCD再発されます(Auroraから4月14日発売予定)。

先頭の"Spoonful"カバー以外はCathyのオリジナルで、録音はNY。まだ18歳だったという彼女の歌とギターのバックには、当地の名セッションマンによるバンドサウンドが収録されています。フィーメールSSWというより、ちょっとエキセントリックなアシッドフォークロック作品というイメージを強めているのは、やはりファズギターに彩られた"Spoonful" アレンジの強烈さでしょう。

オリジナルナンバーには、メランコリックな曲やJoni Mitchell、Melanieなんかを連想させるようなところもあるんですが、それでも、どこか尋常ではない空気が充満しています。アシッドの影響というより、ホンモノのサイコなのでは?と思わせるような不穏さ・・・。ちなみに、1973年にもう一枚、"Travel Stained"というアルバムをリリースしていますが、こちらはルーツ~スワンプ系の「まとも」な音になっています。

1. Spoonful
2. Misfit Matilda
3. This Life
4. Everyone's A Dealer
5. Circus
6. Mr. Moth
7. Colour That Lightning
8. 3 Billion Lovers
9. Understanding Changes Misunderstood
10. Following In Front
11. Melody Plot