1~2月発売予定のCD その7 | サイケデリック漂流記

1~2月発売予定のCD その7

A Documentary Report
LSD
A Documentary Report

"LSD"は、1966年にCapitolがリリースしたナレーション入りのドキュメンタリーアルバム。サブタイトルは"a documentary report on the current psychedelic drug controversy!"で、サイケデリック関連のレコードとしては最も初期のもののひとつ。

グルーヴィ・インストのBGMに乗せて、ナレーター(Dick Clark)が勃興しつつあるドラッグ(LSD)シーンについて語るという内容で、Timothy Leary、Allen Ginsberg、Laura Huxley(故Aldous Huxley夫人)らの著名人や、LSD体験をした若者、ドラッグの売人らへのインタビューが収められています。実際にLSDトリップ中の音声なども記録されているのが興味深いところ。

BGMの演奏は、少し前にKismetからCD再発された"Happening"のFire & Ice Ltd.(西海岸のおそらくスタジオグループ)が担当しているらしい。LPのB面("The Trip")の最初に流れるBGMはGrateful Deadの前身のWarlocksが演奏しているという説もありますが、真偽は不詳です。

1. The Scene (I)
2. The Scene (II)
3. The Scene (III)
4. The Scene (IV)
5. The Trip (I)
6. The Trip (II)
7. The Trip (III)
8. The Trip (IV)