Haystacks Balboa 再発 | サイケデリック漂流記

Haystacks Balboa 再発

Haystacks Balboa
Haystacks Balboa
Haystacks Balboa

Haystacks Balboaは、ヘヴィサイケ・コンピの"Up All Night"に、"The Children of Heaven"が収録されていたNYの5人組。よく、Leslie Westの弟のLarry Westが在籍していたバンドと紹介されていますが、リーダーのMark Harrison Mayo (ギター)によると、Larryは結成前のセッションにベースプレーヤーとして参加し、アルバムに収録された数曲のソングライティングにかかわっているものの、バンドのメンバーとしては活動していない(レコーディングにも参加していない)、とのことです。

本作は1970年にPolydorからリリースされた唯一のアルバム(未発表の2ndあり)で、プロデュースはVanilla Fudgeなどの仕事で知られるShadow Morton。内容は、気持ち良く歪んだギターと、ジョン・ロード(ときにはキース・エマーソン)ばりの活躍をみせるハモンドオルガンをフィーチャーした、かっこいいヘヴィロック。プログレみたいな展開をみせる曲とか、アコースティックチューンとかが出てきて、アルバム作品としてのまとまりはイマイチな感じなんですが、そのあたりも含めて、マイナーハードロックファンには美味しい一枚となっています。

ちなみに、以前ガスマスクのジャケで再発(非正規)されていますが、今回のジャケットがオリジナルです。