Salloom-Sinclairの2作がCD再発

Salloom, Sinclair And The Mother Bear
Salloom, Sinclair And The Mother Bear (韓国盤, 紙ジャケット仕様)
テキサス出身で、シカゴに出て活動していたRoger SalloomとRobin Sinclairの男女デュオが、Chess傘下のCadet Conceptレーベルに残した2枚のアルバム、"Salloom, Sinclair & the Mother Bear"(1968)と"Salloom-Sinclair"(1969)が、韓国Big PinkからCD再発されています(たぶん初CD化)。
デビュー作はSalloom, Sinclair & the Mother Bearという6人組のバンド名義でリリースされたもので、ブルースやカントリーなどのルーツミュージックをベースにした、ビート感のある骨太なフォークロック~サイケロックを聴かせてくれます。Robinの歌声がJefferson Airplaneの初代ボーカリストSigne Andersonに似ていることや、Rogerのスポークンワードを交えたボーカルがCountry Joeを思い起こさせることなどから、まるでJAとCJ & Fishが合体したみたいな、シスコサウンドのファンには親近感を覚えるサウンドになっています(チープ系ではなくてハモンド系ですが、オルガンが活躍するのも特徴)。
実際、Robinはその後「本場」のサンフランシスコに移り、以前ヘヴィサイケ特集で取り上げたことがあるGoldというバンドに参加して、FillmoreやWinterlandのギグなどに活躍しています(GoldのCDは何枚か出ていますが、現在は入手が難しくなっているようです)。
Salloom-Sinclairのデュオ名義となったセカンドは、ペダルスティールが入ったカントリーチューンなどのルーツロックの要素が強まり、オルガンも生ピアノになって、よりソフィスティケートされた演奏になっています(ナッシュビル録音で、バックにはCharlie McCoy, Kenneth Buttrey, Mac Gayden, Weldon Myrickらが参加している)。それでも、要所に入るファズギターや、力強い男女ボーカルなど、こちらも聴き応えのあるアルバムに仕上がっています。

Salloom-Sinclair
Salloom-Sinclair (韓国盤, 紙ジャケット仕様)

