Fort Mudge Memorial Dump 再発 | サイケデリック漂流記

Fort Mudge Memorial Dump 再発

Fort Mudge Memorial Dump
Fort Mudge Memorial Dump
Fort Mudge Memorial Dump

以前、ヘヴィサイケ特集で取り上げたボストンのFort Mudge Memorial Dumpが、1970年(69年説あり)にMercuryからリリースした唯一のアルバムがCD再発されます(2月29日発売予定)。数年前にもAkarmaから再発されていましたが、今回はRelicsからのデジタルリマスタ再発(オリジナルアートワーク使用)とのことです。

サイケ本「サイケデリック・ムーズ」でも紹介されていた本作は、(1)ファズギター入りのヘヴィサイケデリア、(2)グレース・スリック似の女性ボーカルを含む男女混声グループ、(3)スベり気味なボスタウンサウンド、という個人的なツボを押さえてくれる有難いアルバム。いきなりオープニングナンバー(下の動画)で、昔の学園青春ドラマで流れてきそうなコテコテのグルーヴにノックアウトされてしまいます。

ただ、結局この先頭ナンバーのインパクトに及ぶものはなく、いまひとつ説得力のない男性ボーカルのみの曲が半数を占めているのも残念なところ。ちなみに、アルバムのプロデュースは同郷のListeningでオルガンを弾いていたMichael Tschudinで、スリーブノートの謝辞にはPeter Iversの名がクレジットされています。ハーモニカが入ってる曲があるんですが、これはPeterが吹いているんでしょうか?

Track Listing :
1. Mr. Man
2. Crystal Forms
3. Actions Of A Man
4. Blue's Tune
5. The Seventh Is Death
6. What Good Is Spring
7. Tomorrow
8. Know Today
9. Questionable Answer
10. The Singer


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