Druids of Stonehenge, Aorta他再発 | サイケデリック漂流記

Druids of Stonehenge, Aorta他再発

Axis/Red Riverからワールドワイドなサイケアルバム、4タイトルがCD再発されます。いずれも8月31日発売予定で、ボーナストラックは収録されていない模様。


CREATION
DRUIDS OF STONEHENGE
CREATION

Druids of StonehengeはNYで結成されたのちLAに移って活動した5人組。1967年にUniからリリースされた唯一のアルバム"Creation"はレココレ・サイケ号の「ガレージ系」のコーナーで紹介されていました。

音は基本的にはStonesやPretty Thingsなどの英国R&Bに触発されたガレージパンクサウンド。でも、"Rolling Stones meets early Grateful Dead"と例えられるように、まったりとしたシスコサイケ的なR&Bベースの曲に、Mick Jaggerフォロワーな「粘着系」のリードボーカルが乗っかるのが特徴です。

アルバムはサイケ/ガレージパンク作品としてはやや地味な印象なんですが、大半を占めるオリジナル曲と"I Put a Spell on You", "Signed D.C.", "It's All Over Now Baby Blue"といったカバー曲の間に違和感のないクオリティの高い楽曲群は、レココレサイケ号に取り上げられたのも頷けるところです。



AORTA
AORTA
AORTA

Aorta(エイオータ)はシカゴ出身の4人組。前身バンドのException(s)には、のちのChicagoのPete CeteraやIllinois Speed Press~H.P. LovecraftのKal David、BuckinghamsのMarty Grebeらが在籍していました。この"Aorta"(1969)はメジャーのColumbiaからリリースされた彼らのデビューアルバム。

「サイケデリック・ムーズ」でも紹介されていた本作は、ファズギターとハモンドオルガンをフィーチャーしたバンドサウンドに、オーケストラアレンジやエフェクトを巧妙に配したトータルアルバム的なアメリカン・ポップサイケの名作で、「メジャーレーベルによる最高のサイケアルバムのひとつ」とも評されています。

ちなみに、バンドは若干のメンバーチェンジののち、1970年にHappy Tigerというマイナーレーベルからセカンドの"Aorta 2"をリリースしています。



KALEIDOSCOPE
KALEIDOSCOPE
KALEIDOSCOPE

以前「南米サイケ特集」で取り上げたメキシコのKaleidoscope。1969年の唯一作は「変態サイケ」の宝庫である南米サイケの中でも最高峰の一枚です。強烈なファズギターとチープオルガンとベタベタのメロディに満ちた「脱力フラワーパンク」は、Seeds, Music Machine, 初期Iron Butterflyらとも比肩しうる愛聴盤。シビれます!



SUPREME PSYCHEDELIC UNDERGROUND
HELL PREACHERS INC.
SUPREME PSYCHEDELIC UNDERGROUND

第1期ディープパープルのRitchie Blackmore, Jon Lord, Ian Paiceが匿名で参加しているという噂のアルバムで、1968年にドイツと英国でリリースされました。確かに、カバーともパクりともつかないDPそのまんまの曲があったり、ギターやオルガンやドラムの音色もそっくりだし、テクニックもホンモノと遜色ないくらい上手いので、その噂の真相はよく分かりません(本人たちは否定している)。アルバムの内容はいわゆる「企画ものサイケ」(インスト&歌入り)で、逆にそのスジのファンには美味しいものになっています。


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