Quatrain 再発 | サイケデリック漂流記

Quatrain 再発

Quatrain
Quatrain
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QuatrainはLAの4人組。Bill CosbyのTetragrammatonレーベルから唯一のアルバム"Quatrain"を1969年にリリースしています。音は、粘っこくてハードなツインギターをフィーチャーした西海岸ヘヴィサイケサウンドが主流なんですが、楽曲群がどこかつかみどころのない、ピントがズレたような感じで、それが逆に印象的です。

プロデュースはNeil Youngとの仕事で有名なDavid Briggsで、当時彼はTetragrammatonのお抱えプロデューサー/エンジニアでした。面白いのは、このQuatrainに彼がのちにプロデュースするバンドの響きを聴き取れること。ベースやギターサウンドがNeil Young & Crazy Horseを連想させたり、Spiritを思わせるようなアレンジの曲があったりするのは単なる偶然でしょうか?

CDは以前Synton Archiveから出ていましたが、今回のSundazedからの再発(9月30日発売予定)は、初収録となる8曲のボーナストラックが追加されています。

また、Sundazedから同じく9月30日に、わが無人島グループのWe the Peopleの新譜"Too Much Noise"というタイトルがリリースされます。すでにamazonにはジャケ画付でアップされていますが、詳細は不明なので、内容がわかり次第また改めて載せるつもりです。Sundazedからは10月に、あのAnimated Eggの再発も予定されています。お楽しみに。

Too Much Noise
We the People
Too Much Noise