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布ナプキンPsyche 【プシュケー】ハンドメイド作家さおりです。


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BASEminneにて、ハンドメイドの布ナプキン・布ライナーを販売中です。



ショップにて販売中の作品について、少しずつ紹介していこうかな?と思います。


第一弾の今回は、肌面にヘンプ素材を使用した布ライナーをご紹介します。


多くの場合、まず最初に購入する、またはチェックする布ナプキン・ライナーは、肌面にネル生地を使用したものだと思います。


流通量が最も多く、吸水性などに優れている布ナプキンに向く生地なので、布ナプキンを愛用中の女性で「ネルは使ったことがない……」という方は、おそらく、かなり珍しいでしょう。



しかし、いざ色々とチェックしていくと、ネルの他にもコットンニット・リネン・シルク・ダブルガーゼなど、様々な素材で作られた布ナプキンが販売されているのがわかります。


肌触りの質感や生地の耐久性・吸水性など、素材ごとに特徴があり、好みの素材を探して選ぶのもまた、布ナプキンの楽しみのひとつですね!



そして、この記事で取り上げているヘンプ!


ヘンプ・麻の布ナプキン・ライナーは、おそらく最も流通量が少ないかな?と思いますが、個人的にちょっと注目中の素材です。


ちなみに今のところ、私のショップでアクセス数が多いのもヘンプの布ライナー。

それから茜染めですね。


ありがとうございます。



ショップにて販売中のヘンプ布ライナーを、写真でいくつかご紹介します。












茜染めバージョン




柄のデザイン面はコットン100%、または綿麻の生地。


肌面のヘンプは染めナシと茜染めの2パターンで作っていて、染めナシは少しお買い得な3枚セットも販売しております。


茜染めは布を染めるのに手間と時間がかかるため、まだ種類が少ないのですが、今後、少しずつ増やしていく予定です。


同じ生地でも、染めると印象が変わるので、デザインを考えるのも楽しいですね。



そして、ヘンプ素材の特徴について。


販売サイトのBASE・minneの作品ページでも記載しておりますが、ヘンプ・麻は日本で最も古くから使われている繊維と言われております。


現代日本の市場で流通している洋服や寝具などの布製品では、ほとんど見かけない素材ですが、古来より日本人に親しまれ、愛されてきたヘンプ・麻は【日本人に合っている素材】と言えるのではないでしょうか?


麻と言うと、麻薬の大麻をイメージされる方も多くいらっしゃるかと思いますが、縄文時代には航海のロープや釣り糸などに使われ、江戸時代の着物にも使われていました。


現代でも、神社・祭祀で使われている神聖な植物・繊維なんですね。


また、世界的にも、様々な先住民族の文化に使われています。


麻と呼ばれる植物は複数あり、生地だとリネン・ラミーの方が、一般的に名前が知られていると思いますが、大麻草のヘンプはそれらとは別物。


これ、ほんの数年前まで私も知らなかったんですよね。

麻とは、世間一般的によく出回っているリネンのことだと思い込んでいました。


衣服や下着、寝具、ハンカチ・タオルなど、布を使わずに過ごす日など皆無と言っていいほど、布は生活に必須な物なのにもかかわらず、その布についての知識すら乏しく、曖昧なことに愕然としましたね汗


慌ただしい生活を送る現代人は、日常生活で当たり前のように使っている物のことさえ、実はろくに知らない……。


麻薬の大麻も、アルコールやニコチン、不眠症などの処方薬として認可されて使われているベンゾシアゼピンなどに比べ、依存性が低いというデータもありますが、

こちらもおそらく、一般的にはあまり知られていないと思います。


日本人が麻と切り離されたのは、戦後から。

この辺り、ご存知の方は色々とご存知かな?と思います。



そして、麻には放電性があり、身に纏うことで電磁波を流すことが出来るとも言われています。


スマホやパソコン、Wi-Fi、電子レンジなどの家電品etc


現代社会において、電磁波と無縁の生活をしている人は、かなりの少数派でしょう。


そして正直、全部いちいち気にしていると生活が成り立たないような側面もあるのも、また事実です。


しかし、それが原因で心身の不調を起こしている方がいらっしゃるのも、調べると情報が出てくる話なんですね。



ごく個人的には、現代社会は便利さと引き換えに、古来より受け継がれてきた大切なこと・自然との調和や繋がりを失っていると感じます。


私は子供時代から、現代社会の多くのことに疑問を感じ、世間一般的な価値観・生き方には、まるで適合できない女性なので、こういった話には良くも悪くも敏感です。


布ナプキン・ライナーを作り始めたのも、そういった元からの気質・価値観・考え方に起因していると思いますし、

ヘンプ・麻に辿り着いて興味を持ったのも、それらと繋がっているのかも知れません。



衣食住という言葉がありますが、衣服の衣が最初に来るのは意味がある。

薬を飲むことを服用・服薬と言いますが、外服・内服という言葉もあり、それらは衣服に起因しているんですね。


衣服を纏う主な意味合い・目的は、オシャレ・自己表現・防寒など気候や気温への対策・TPOに応じたマナーなどが、すぐに思い浮かび、挙げられることだと思いますが、古くは【身分】という意味もありましたから、なかなか空恐ろしいことにも感じます。



現代日本で、女性の私が「衣服が一番、大事!」と言うと、見た目のファッションのオシャレを何より大事にしてる人と思われそうですし、

男性からは下手するとファッションや美容、見た目のことばかりに熱中して、他に関心ごとがない女性だと勘違いされそうですが、私が衣を重視するのは、もっと別の意味です。


「衣食足りて礼節を知る」と言いますが、「衣食住足りて礼節を知る」とは言いません。


こうした言葉が残っているのも、しかるべき意味・理由あってのことだと思っています。


噂に聞くタワーマンション住人同士でのマウンティング合戦なんかは、衣食住足りても礼節を知らないのでは?と(笑)



肌からの経皮吸収は、湿布や塗り薬などの効果がある以上、否定できないので、衣をオシャレとは別の意味でも大事にしたいし、大事にする人が増えるといいな音譜と思います。


もちろん、ファッションのオシャレも大好きなのは否定しません(笑)


近年、ポリエステル・ナイロンなどの化学繊維と、コットンなどの天然素材を着比べて、「合成化学繊維は、なんだか疲れる……」と感じ、ポリの服や下着はほとんど買わなくなりました。


身に纏うもので、心身の調子・疲れ方も違う。


自分がそう感じているからなのか、似た感覚をお持ちの方と遭遇することも増え、コンビニのおばちゃんと「ポリの服は暑くて疲れる!やっぱり天然素材が良いわね!」と盛り上がったりすることも(笑)



ヘンプ布ライナーのテーマは、浄化とデトックス。


大量生産・大量消費の現代日本は、よくよく考えれば、大して重要でも必要でもない様々なモノに囲まれ、

不足感・不安感を煽り、もっと!もっと!と掻き立てる価値観が蔓延しすぎ・囚われすぎだと感じます。


自分にとって必要がない、余計な物事・価値観を引き算し、手放して、足るを知る。


個人的に、現代の日本人に最も必要なことなのでは?と感じてます。



ヘンプ・麻の服や下着を探すとなると、流通量が少なく価格も高めな上に、デザインも限られてきてしまいますが、布ライナーなら綺麗な柄の布と合わせて作ることも出来ますし、

身体の最もデリケートな部分・人には見せない部分に、さりげなく取り入れるのも粋かな?と。


興味がある方はぜひ、ショップの方もチェックして頂ければ、とても嬉しいです。




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