脊髄
脊髄ですがね、頭のてっぺんからしっぽの先までが、あれが脊髄。だから、延髄が脊髄の延長だといわれるのも無理はありません、そして、この脊髄からでている神経が、肉体の隅の隅まで行き渡っている。だから、脊髄というものは肉体にある各種の神経と脳髄との中間にあって、両方を連絡させているものだと考えてよい。
それから、とくに記憶しておかなければいけないことは、神経の中に、輸入神経と輸出神経があります。
輸入神経は,身体の各部分から神経の中枢であるこの脊髄に向かって、ある衝動やショックを伝える役目を持っているのが輸入神経 「あ、痛い」と思って汗を出すのが。感覚神経
輸出神経は、神経の中枢が身体の各部分に動力の衝動を送り出す役目を持っているのが輸出神経
何かやろうとしていてを出すのが。運動神経
それからもう一つ記憶すべきことは、脊髄神経の作用の一つに反射神経運動というのがある。
この反射神経運動というのは、脊髄神経の中に潜在し隠れている力で、無意識的に筋肉運動を行なう、あるいは内臓の運動を引き起こす作用。
「例えばよく寝ている人の足をくすぐったとする。すると。その人は、(あ、くすぐられているな)ということは知りません,良く寝ているから、けれども、くすぐられりゃ、引込めますよ、
脳の直接の命令を受けなくても、そういう微妙な働きが人間にはある。それが修養すれば修養するほど、この働きが非常に巧妙になってくる。(麻痺している神経を呼び起こすことも)
脊髄の神経節の中に潜在するスペシャル・パワーというものが働くようにならなきゃだめです。
これはただ単に運動神経ばかりじゃないのです。何か考えようとする時でも、こういうスペシャル・オペレーションというものが頭の中で働いてくる。
とにかく、こうした色々な作用を我々の神経というものは持っているということを考えなければいけない。それでとにかく、万物の霊長たる人間の生活が、安心できるわけである。

