★~続 モンタギュー・テラスの青い影~★(13) | 時空を超えて SCOTT WALKER の世界へ

時空を超えて SCOTT WALKER の世界へ

スコット・ウォーカーの持つ不思議な魅力は、今も変わらない宝物です。
彼の音楽、生き方に心躍らせる毎日です。
そんなスコットの世界を私なりに描いてみたいです。

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~愛の誓い~





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(思いっきりアニメチックなスコット☆)







「チャーリー・・・。

ママを頼むよ・・・」



そう言うと、神々が支える噴水の前を通って、モンタギューの森を後にしました。

チャーリーは、スコットの車が見えなくなっても、その後姿をいつまでも見送っていました。



「貴方の思いが、実を結ぶ事を祈っています。

とびっきりのシャンパンを、用意して待っています。

どうぞ、笑顔で帰って来て下さい・・・」




クリスティーヌから聞き出した、マチルダの許へ。

彼女を失いたくない燃える決意で、ハンドルを握る手が汗ばんでいました。

シャツの袖で両手を拭い、首に巻いたマフラーを外しました。





「ママ。

マチルダが戻って来るって祈っていて・・・。

チャーリー。

もう、僕の為に泣かないで・・・」






最早・・・

誰にも止められない愛の嵐

愛しいマチルダを その胸に抱き締めるために





昨日までのスコットは、もうどこにも居ませんでした。


流した涙とも、もうお別れです。







♪~A Fool Am I~♪





☆~swallowさん スコットの涙の雫を有難うございます~☆






クリスティーヌの館から北へ10キロほどの所に、マチルダがお気に入りの公園が在りました。

自然の形を残した森林の中に、小さな川が流れていました。

スコットは、車を公園の広場に乗り捨てて、マチルダを求めて歩き出しました。

小川のベンチでは、恋人達が愛を語らい、スコットの恋心を後押ししている様でした。




「マチルダ!

どこにいるんだ?」



はやる気持ちが、全身を軽やかにして、羽根の生えた天使のように公園の中を駆け巡りました。

長い時が流れて、もう探すべき場所は無くなりました。



「もう帰ってしまったのだろうか・・・・?」



ピンク色に染まった頬に、一筋の汗の雫が流れ落ちました。

少し重くなった足取りで、広場に置いた車に歩き始めました。



「スコット・・・?」



その時・・・。



マチルダの自分を呼ぶ声が、聞こえた気がしました。




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(初めて出会った頃のマチルダ☆)






「気のせいだ・・・。

また夢を見ているんだ。」






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(虚ろな瞳で・・・☆)






「スコット!

いったい、どうしたの?」


今、ハッキリと、確かに愛しいマチルダの声が耳の中で響き渡りました。

振り返ると、目の前に、マチルダが腰に両手を当てて、あの独特のポーズで立っていました。


あの生意気な口元が、微かに微笑んでいました。



化粧もしないで、素顔のままのマチルダが、モンタギューの森で初めて出会った時の、あの「赤いドレスのマチルダ」が、射る様な瞳でスコットを見つめていました。





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(マチルダ・・・☆)






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「マチルダ!」


スコットは、思い余ってマチルダを力いっぱい抱き締めました。

マチルダはビックリして、身体を固くしてその場に立ち尽くしました。

燃え盛る愛の炎を、止める事など出来るはずはありません。

彼女の髪に、顔を埋ずめたまま、目を閉じて固い決意を示しました。



やがて・・・。



マチルダの細い指が、スコットの指の中に滑り込み、冷たくなった大きな手を優しく握り絞めました。


時が止まり、二人を囲む全てのものが、一瞬にして静止していまいました。

お互いの心が一つになって、求め合い揺れ合って、言葉さえこぼれない熱い抱擁に満たされて行きました。





悪魔でも 天使でもない


愛しい 僕のマチルダ


可愛い子   


君は 僕の腕の中で



愛に生きる ただ一人の女(ひと)






マチルダの手から落ちたヘルメットが、スコットのブーツに当たり、その足元でいつまでも静かに揺れていました。






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(スコット!・・・☆)






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