涙のショート・ストーリー | 時空を超えて SCOTT WALKER の世界へ

時空を超えて SCOTT WALKER の世界へ

スコット・ウォーカーの持つ不思議な魅力は、今も変わらない宝物です。
彼の音楽、生き方に心躍らせる毎日です。
そんなスコットの世界を私なりに描いてみたいです。


時空を超えて SCOTT WALKER の世界へ

~アリスの愛の池~


虹色の声を持った不思議なマジシャン・スコットと、夢の世界に旅立ったアリスは、悲しみのあまり心が張り裂けそうになっていました。

アリスの流した涙で足元には小さな池まで出来てしまいました。

スコットは抱えていたギターを、アリスの作った池の淵に濡らさないようにソット置きました。

そして・・・。

魅惑的な優しい声で言いました。

「アリス・・・。そんなに泣かないで・・・。

僕はいつも君を泣かせてばかりだね。

許しておくれ・・・」

「ううん・・。貴方はチットモ悪くはないのよ。

貴方の切ない歌声と、心通わせるギターの悲しい音色がたまらなく寂しいの。

貴方の愛の歌はどうしてこんなに悲しいのかしら?」

アリスは首を左右に振りながら、スコットから貰った青いハートのカードを強く抱きしめました。

「アリス。僕たちは大切な心の友達だよね。

僕たちの関係は、永遠に続いて行く変わらない愛の絆なんだよ。

なんて不思議で素敵なんだろう!!!

僕は君のために、心を込めて唄い続けるよ」

そう言うと・・・

スコットは再びギターを手にすると、アリスの可愛い額にキスをしました。

アリスの黒い瞳は、見る見るうちに喜びの涙でいっぱいになりました。


そして・・・。

スコットの心の奥深くにある魂(ソウル)の叫びに触れて・・・。

アリスの池はますます大きくなってしまいました。



~GENEVIEVE (ジェネヴィーヴ)~ 1967年IMAGES(ウォーカー・ブラザーズ)スコット作


明日は土曜日

目覚めたら僕は消えている

でも君なら 何とかやっていける

たやすいね ウソのつきっこ

泣きたくなるほど ウソをついた

真実はでも消えないね


ジェネヴィーヴ 愛なんて手軽さ

可愛い子よ 目の前に輝いて待っているさ

僕は努力したんだ 君の願いが叶うように

君のためにさ ジェネヴィーヴ


忘れないかい 夏の散歩は雨の中

はるかな想い出 めぐり来るさ

散歩できるよ 誰かとね

僕はいつでも こんな男

欲とくなしの流れ者

愛したこともあったけど

みんな昔のことなのさ