ファースト・ラブ・ソングは「いとしのマチルダ」 | 時空を超えて SCOTT WALKER の世界へ

時空を超えて SCOTT WALKER の世界へ

スコット・ウォーカーの持つ不思議な魅力は、今も変わらない宝物です。
彼の音楽、生き方に心躍らせる毎日です。
そんなスコットの世界を私なりに描いてみたいです。


時空を超えて SCOTT WALKER の世界へ

ソロ活動を始めたスコットのファースト・ラブ・ソングは、ブレルの MATHILDE(いとしのマチルダ)でした。

ファースト・ソロ・アルバムSCOTTのTOPを飾り、ファーストTVパフォーマンスでもあるBBCの「ダスティ・スプリングフィールド・ショー」のゲスト出演でもTOPにもってきました。

彼の意気込みとは別に、ダスティから紹介されたスコットは;;;))

ステージのそでから足早に登場しチョコンと軽く頭を下げ唄い始めました。

ほんの少しの微笑みも浮かべずに一気に歌い上げ、終始もの憂げな表情のスコット・・・。

最後はドラマチックに頭と両手を大きく下方に下げ、これが自分の「やり方」なのだと誇示したかの様でした。

確かにスコットは、まだまだ人気アイドルの渦中にあり、それはスコットに大きな苦悩を与えました。

案の定、そのスタイルは酷評されましたが(X X;)

しかし、スコットにはもっと大切なものがあったのです。

彼自身の音楽と、ピュアな心の世界の融合を願っていたのです。

スコットの体内には青白く輝く魂(ソウル)が満ち溢れていたのです。

彼の青い瞳の先には希望が見えていたのでしょうか・・・!!!



時空を超えて SCOTT WALKER の世界へ

~MATHILDE(いとしのマチルダ) 1967年SCOTT


ママ 僕の苦しみがわかるかい?

ひざまずいてお祈りしてよ

マチルダが僕のもとの戻って来るように

ビールを飲むのはもうよせよ チャーリー

今夜 僕は涙を飲むんだ

マチルダが戻って来るんだもの


メイドに僕の言ったのが聞こえたか尋ねてよ

ベッドのシーツを替えるようにと言って

マチルダが戻って来るんだもの


ねえ 僕を一人にしないで

今夜は 何だか苦しくなりそうなんだ

哀れなマチルダがまぶたに浮かぶ

ハートよ そんなに早鐘みたいに打つなよ

落ち着け 知らんふりしてるんだ

マチルダが そう 帰って来るだけさ

ハートよ お前に言いたくないけど

マチルダは きっと僕を捨てていった時より

もっともっと 綺麗になっているだろう

ハートよ そんなに喜びにはずむなよ

一度打ち砕かれたお前じゃないか

あのマチルダのために

ねえ皆さん どうぞ行かないで

僕に立ち去れと言ってください

今日 マチルダが戻って来るんだから

僕の両手はまた震え始めている

別れた時の苦しい思い出に

マチルダが僕のところに戻って来ても

どうぞ打ちのめしたりしないで

お願いだ アザなどつけないでね

マチルダは僕のもとに戻るのだから

僕の両手は過ぎた日を求めている

涙を拭ったあの日のすべてを

マチルダが戻って来る

両手よ 傷口に触れたいだろうが

我慢して もっと強くなっておくれ

マチルダは今ここに 帰ってくれたんだ

ママ 僕の呼ぶのが聞こえる?

あなたの可愛いい息子は また地獄に戻った

マチルダが帰って来たからさ

さあ シャンペンを抜いておくれ チャーリー

君が特別の日の為にとって置いたやつおさ

だって マチルダが帰って来たんだもの


おい皆んな もう僕なんかあいてにするな

これから僕は 天国の扉でも突き破れるぞ

甘い唇の あの娘がもう一度帰って来てくれたんだから