宿曜占星術は相性を見るときによく当てはまる。
安と壊の関係の異性に出会ったときは無条件に恋に落ちやすいのかも知れない。
私はある真冬の日、安と壊の関係の男性に出会い、二、三時間で恋に落ちたことがある。
彼はあるバンドのピアニストだった。
なぜかそのライブの打ち上げに参加でき、私はなぜかその彼の隣の席だった。
次の日、彼が遠い地元に帰ったが、出会ってから何をしていても彼のことで頭がいっぱいになり、三日ほどまともに眠れなかった。
三日ほど連続してドキドキが止まらなかったというわけである。
ひき付けられて仕方なかった。切なさで苦しいという感覚はあの時が一番強烈だった。
説明のつかない、ものすごい引力を感じていた。そんな中、彼とはアドレスの交換をしていたのでメールのやりとりを暫くポツポツとしていた。
しかし結局その年の夏に、彼は春に出会った地元の女性と電撃結婚したのだった…。
その知らせを聞いても私は彼が好きだった…
私は告白しないと気が済まない性格だった。
その夏のライブにまたこちらに来てくれた。
私はまた打ち上げに参加し少し酒を飲んでから告白のためにお店の片隅に彼を呼び出した。
『冬に会ったときからずっと好きやってん。』
と言うと
『あの頃までずーっとフリーやったんやけど春に電撃な出会いがあって結婚してん…。冬に○○さん(←私のこと)に会ったときは俺もイイナて思っててんけど…。』
と困っている様子…
そこで私は
『私のほうが先に出会ったのにっ(叫)!!』
と爆発(笑)
彼は最高に困っている様子だったが私は酔いも回って容赦なし!
気が付くと私は泣きそうになっていた。
かなりタチが悪い女である。
しかし彼は泣きそうな酔っぱらいの私の肩を抱き寄せ
『俺は結婚したけど俺らの音楽はそのまま好きでおって。』
と私の耳元で言った。
ぬぬぬ・・・やっぱりやるな、おぬし。
まさしく
色男である。
彼は本当に音楽を愛している。
彼のピアノの音色を聴けばわかる。
あんなにも人の心に入り込んでくるピアノはフジ子・ヘミング級だ。
彼のピアノはドキドキして心拍数が上がる。知らず知らず笑顔になる。身体が動きだす。強い色気を感じる。
抱かれたいピアニストナンバーワン。
世界三大かっこいいピアニストの一人。
強烈な魅力を放ち、人の心をつかむ。
彼のピアノは人を幸せにし、また彼を幸せにする。
飛び抜けた才能の持ち主。
彼は私の愛する男性の一人である。