hiroです~

 

父の記事の最終回

 

忘れていた記憶を辿ってみたら…

思っていた以上に

長くなっちゃった事に

自分でもびっくり

 

 

という訳で…

 

 

私の反対を押し切って

再婚して家から出て行った父が

 

急に私のところへやって来て…

 

真っ蒼な顔をしてガーン

 

聞けば

パチンコをしている最中に

車上狙いに合って

通帳とキャッシュカードを盗まれて

全額引き出されてしまい

警察に盗難届を出してきた

 

って

 

老後の為の貯蓄が0

 

かなりのショック状態

 

これを切っ掛けにね

私の所へ

ちょこちょこ出かけてくるようになってね

 

知らない間に

肺気腫発病してたり

既に離婚しているのに

同居しているって

 

体調も悪い様子なので

 

戻っておいでよ

 

って話してね

 

結局

父は戻って来てね

保険解約されてたり

年金も知らないうちに使われたりで

資産全て使いつくされていたのも分かって

追い打ちをかけるようにショックを受けてね

 

ホントに

父にとっては踏んだり蹴ったりで…

 

一挙に体調を崩してね

 

黄疸を発症して

胆管癌が見つかってね

 

主治医から

 

脊椎に転移までしていて…

抗がん剤は使っても意味がありません

癌により脊椎が潰されないように

放射線を当てて

痛みを緩和していくことしか

他に出来ることがありません

余命は数か月です

とのこと

 

当時は

段々と本人に癌の告知が行われるようになっていて

主治医とじっくりと話し合って…

 

家族の希望としては

気の弱い父には

告知しないで欲しい

と結論を出し…

 

主治医自身も

 

実は

私も医師仲間には騙し通してほしい

ってお願いしてるんですよ

但し

患者さんと信頼関係がなくなると

良くなるものも良くならないので

そのあたりは承知してください

誤魔化すことは出来ても

嘘は言えません

 

癌告知をしないことに決めてね

 

これは正解が出ないまま

今もそのまま

まぁ…正解なんてないんだけどね

 

長男は学童保育にお願いして

次男がちょうど幼稚園に入園したので

預かり保育をお願いして

片道Ⅰ時間の病院へ

毎日

父の顔を見にいってね

何をするわけでもないし

ただ一緒にいるだけなんだけど…

ただただ父の顔がみたかったから

 

悪化していく過程でね

段々と察してきている様子で

精神状態が不安定になってね

 

父は心療内科の受診を受けて

病室で医師のカウンセリングを受けてね

 

私は

外へ出るように言われて…

廊下で待つことにして

 

医師とのやり取りが聞こえてきちゃって

 

父はね

 

俺は今まで

たりたいことを

やりたい放題にやって来たんです

だからその分については

人生には

悔いはないんです

ただ

さんざん迷惑をかけてきた娘が

毎日

病院に来てくれているのが

有難くて

申し訳なくて…申し訳なくて

と何度も繰り返して

号泣してて

 

それ聞いてて

私も泣いた…

そんな風に思ってたんだって分かって

嬉しかったのと同時にね

 

そうか

父は自分の思った通りに

生きてこれたんだ

でも私と言えば

父にずっと振り回されて来てて

自分のやりたいことは後回しで

何も自分のためにしてきたことってなかったな

って

はっとした

 

私の人生って何はてなマーク

自分のためにって何かしてきたはてなマーク

自分のしたいことって何はてなマーク

ってね

 

自分の人生について考える

切っ掛けになってね

 

 

数か月と言われていたけど

1年と6カ月

65歳の誕生日の前々日に

毎日通っていた私が到着するのを待たずに

父は旅立ってね

 

告別式が誕生日

 

糖尿病で糖分制限が始まってからは

あまり食べられなかった

バースデーケーキを棺に入れてね…

 

お疲れさまでした

頑張ったよね

ゆっくりと休んでね

って

お別れしました

 

見送った時には

待っててほしかったな

あったけど

何も私の中に後悔はなかったよ

 

 

私が私のために生きよう~

って

考えるようになった切っ掛けを

私に残した父

 

子供の頃から

ずっと辛かった

抱え込んできた

信じては裏切られての連続だった

 

ずっと父に縛られてると思ってて

 

闘病中も大変だったしね…

 

当時41歳だった私が

生まれてはじめて

健全な親子関係を経験することができて

ある種…

幸せだったこと

 

これが

私に残してくれた

父からの最大のプレゼントだったな~

って思う

 

途中で投げ出していたら

味わえなかった幸福感…

 

最高のご褒美をもらったよ

 

もしね…

家族に

近い関係の人に

同じようにアルコール依存症の人がいたら

選択肢は

沢山あると思うよ

 

今は専門家もいるし

治療という方法もあるし

 

全て受け入れて

共に頑張ってもいいし

誰かの力を借りてみてもいいし

 

きつかったら

手放しても良いと思う

 

 

まずは

あなたがどうしたいか…

 

そこを

よーく考えてみてね

 

 

長くなりました…

 

最後までお読み頂きまして

有難うございましたお願い