12日水曜日
朝のラミナリア桿を出す
最後のラミナリアが一番キツかったな
そして分娩室へ案内された
きっと私に配慮してのことなのだろう
そこは個室になった広めの分娩室だった
ソファや机もあって、病室かと思うくらいだった
ふつうの産科とは離れていて一番はじっこの部屋だった
そのおかげで、私は妊婦さんも新生児も見ずに済んだ
今は見れない…
ラミナリア桿をもってしても、私の子宮口は3センチほどしか開いていないようだった
旦那も来てくれた
9時40分
促進剤を挿入
3時間ごとに挿入していくらしい
しばらくは少しウトウトするくらいの余裕もあった
相変わらず子宮口は開いていないようで、長くなるだろうと先生に言われた
10時30分
じわじわと痛みがくる
でも規則的ではないし、ちょっときつい生理痛くらい
まだ我慢できる
11時50分
けっこうキツイのが規則的にくる
アプリで時間をはかりはじめる
1分半おきに30秒前後の陣痛
旦那に背中を押してもらう
うーんイマイチ!
助産師さんに時計回りなのか聞いてる旦那
どっちでもいいですと助産師さん
脂汗がとまらない
痛みと、産んであげたい気持ちと、
まだお腹にいてほしい気持ちと
「一緒にがんばろうね」と言いつつ
その先がない現実と、それでも続く陣痛と…
あたまのなかはぐちゃぐちゃだった
でも、産んであげなきゃ
おかあさん、がんばるよ!と
12時40分
2錠目の促進剤を挿入
相変わらず陣痛は1分半おきに来る
痛みも強い
先生も思ったより早く進んでるよ!と
13時
2錠目が効いたのか、急にいきみが来た
いきみたいです!!と告げると、助産師さんたちがバタバタし、先生が来た
13時5分
羊膜ごと赤ちゃんは産まれました
ちいさくてかわいい男の子でした
おめでとうとは言われないけど
おかあさん想いのいいこだね
可愛いねって先生は言ってくれました
お腹に乗せてもらうと、まだ温かくて、
小さいけどしっかり赤ちゃんで、
ごめんね
ごめんね
と、涙がとまりませんでした
描いていた夢、計画、未来のこと、
すべて失われた現実
先生にへその緒が巻きついていたかどうかなど
聞いてみたけど、特にそういったことは見られなかったと言われた
ベビーベッドで横になっている赤ちゃん
寝ているようにしかみえなかった
上の子と私の寝顔にそっくりだよと旦那が言った
45cm
1050グラム
小さい赤ちゃんに
旦那が素敵な名前をつけました
子宮口は全く開いていないため、広げる処置をされた
ラミナリア桿という海藻でできた棒を子宮口に挿入し、水を入れて膨らませるそう
このラミナリア桿が痛くて痛くて、力を抜いてなんて言われても痛すぎて、もう痛すぎて…
看護師さんが手を握ってくれて、
「痛いよね、ごめんね、がんばって」
と、励ましてくれたのが、嬉しかった
ラミナリア桿は7本入れたらしい
病室まで戻るも、しばらくは痛みで悶絶し、
その痛みの先を考えては泣き、
一人で、頑張らなければいけないことに泣き、
ここは地獄だとつぶやきながら、泣いた
旦那が荷物を持ってきて、パジャマに着替えた
ラミナリア桿の痛みは引いてきたけど、食欲はなく夕飯はあまり食べられなかった
夜もあまり寝られず、急に泣いたり、泣き止んだりボーッとしたり、不安定だった
11日火曜日
朝食もあまり食べられず、食欲はなかった
そして朝、ラミナリア桿を抜いて、また新しく入れる処置をされた
ガーゼを抜くのも気持ち悪く、ラミナリア桿を抜いていくのも痛みと不快感とで吐きそうだった
やっと、抜いたと思ったら、また新しく挿入される
痛みには慣れなんてない
9本挿入したそうだ
お昼すぎに母と妹が来た
なんだか母に泣かれてしまうと、私は泣けなくなってしまう
上の子の様子などを聞きながら、私は平然を装っていたとおもう
3人で折り紙を折った
動物や、手裏剣、たくさん折った
旦那も来て、しばらくして3人は帰った
そのあと、旦那だけまた来てくれた
ちょうどラミナリアの交換の時間
私のうめき声と憔悴している姿に、旦那も心苦しそうだった
面会ギリギリまで居てもらい、
また夜を迎えた