1月31日、Reme のセミナーに行ってきました!
今、研究テーマとして興味を持っているうつ病に関する内容ということで、
前々から楽しみにしていたセミナーです。

場所は新宿御苑駅から徒歩10分の四ツ谷地域センター。
会場横のロビーからは新宿御苑が一望できる素敵な場所でした。
自分の方向音痴を見越して早めに家を出て、地図を片手に場所を聞きまくったため、会場にはだいぶ早めに到着。ちょっと緊張しながら待っているとほかの参加者さんたちも次々にいらっしゃいました。限定20名とのことですが、開始時間の14時には2・3席を残す程度で、皆さんの関心の高さがうかがわれます。

そして、Remeセミナー開始!
今回は前半60分が神奈川大学の杉山崇先生の講演、後半60分がRemeサイトでいつも見ているQ&Aのリアルバージョンという大変贅沢な構成です。
そして、講演内容は「人間はうつ病アプリを持っている」
うつ病アプリ??いったいそれは・・・・??いやが上にも期待は高まります。
(これ以降、私のメモ書きと、はなはだ頼りない記憶からの内容なので間違っていたらごめんなさい・・・)

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まず、「愛妻家(1/31)」の日にちなんで、ということで「夫婦間でうつ病は移る」という話から
はじまりました。夫婦の片方がうつ病になってしまうと、もう片方もうつ病になることが多いそうです。しかも、仲のいい夫婦ほどその傾向があるとのこと。その理由は「一方がうつ病になると相手の自尊心を支えられなくなる」からだそうです。

通常、仲のいい夫婦はお互いの自尊心を満たし、支えあっています。しかし、一方がうつ病になってしまうと、自分のうつ病で手いっぱいになり、相手を支えることができなくなります。しかも、うつ病は見た目ではわかりません。そのため、相手に拒絶されたと感じ、その言動に傷つきます。それが繰り返され、うつ病ではなかった夫婦のもう片方もうつ病になってしまうことが多いのだそうです。

では、なぜ他者からの拒絶がそれほど心を傷つけるのか?
その理由として、人間が社会的な存在であることがあげられるそうです。
人は知能が進化したから社会を形成した、と考えがちですが、実はその逆とのこと。
社会を形成するために、知能を進化させたそうです。

他の捕食動物のように強い爪や牙を持たないヒトは自然界では弱者です。それを補い、生き延びるために社会的コミュニティを作り身を守る必要がありました。そのために知能を進化させたのだとか。それがゆえに、社会的コミュニティからの排斥や拒絶は、生存可能性の低下を意味します。つまり、他者からの拒絶が怖く、また心を傷つけるのは、ある意味本能に根差したごく当然の反応とも言えます。このあたりは社会心理学の「排斥と受容」で自分でも話をした内容ですが、うつ病とこのように結びつくのか、と認識を新たにしました。

また、うつ病と薬の関係についての話も興味深かったです。風邪薬にも言えることですが、多くの場合、抗うつ薬は症状の緩和の手助けをしてくれます。何もする気が起きない、朝起きてもつらくて仕方がない、気分が重苦しい…という状態では、うつ病治療のための行動もままなりません。そこで、薬の力を借りて行動を起こせる状態にし、うつ病に至った環境や思考方法を変えるために頑張る、そういう人の場合はうつ病の予後が良いそうです。

薬を飲んで休む、ということだけを長く続けていると「社会的動物」としての自己を失います。具体的には、社会復帰がどんどん難しくなり、ますます孤立してしまいます。そうすると他者からの疎外感を感じ、受容感が低下し、ますますうつ状態が重くなる…という負のスパイラルに落ちいってしまいます。このあたりの話は、残念ながら身近で目の当たりにしたケースも多いため、深く納得するとともに「もっと多くの人に知ってほしい」と強く感じました。

また、うつ病になりやすさには「不安遺伝子」が関連しているそうです。
そして、日本人は60%以上がその遺伝子 を持っているとか。う~ん、パーソナリティテストであるBig5で常に神経症傾向(不安になりやすい傾向)がトッ プクラスであり、自他ともに認める心配性である私としては大変気になる話です…。そして、私の両親も「超」がつくくらいの心配性です。なぜ、日本人はこの遺伝子を持っているんでしょうか…???
(Big5で自分の性格を 知りたい方はこちら に尺度があります)

その2 に続く)