この記事は1月31日に行われた「Reme'sイベントに行ってきました!(1)」 と 「 」の続きです。神奈川大学の杉山崇先生がRemeイベントでお話しされた内容の覚書&感想です。

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杉山先生の講演の後は、リアルQ&A!
RemeのHPで好評のQ&A のリアルバージョンで、講演を聞いて疑問に思ったことや日ごろから聞いてみたかったことを紙に書いて提出し、それに杉山先生が答えてくれるという大変贅沢なコーナーです。私もよく講義でやりますが、書く側になったのは初めてだったのでドキドキしながら書きました。

これ以降は覚えているQ&Aの中身です。

Q1「うつ病の人への自分の気持ちの伝え方、相手への接し方は?」
自分の気持ちが伝わることが少ない、と思って接したほうが良いです。うつ病の人は自分の悩みや感情に
がっちりスポットライトが固定されているので、周囲の人の気持ちが届くのは難しい状態です。すこしでもスポットライトが動いて、こちらを向いてくれたら大ラッキーと思ってください。

Q2「自己肯定感ってどうやって高めればいいんでしょうか?」
今の自分に自己肯定感が持てない場合は、単に励ましたりほめたりしても肯定感情を高めることは難しいです。過去の実績(でも、昔はこんなことで活躍されていたじゃないですか)を肯定することや、行動記録をつけることで「実際にはいろいろできている」ことを確認するといいでしょう。

Q3「新型うつってなんでしょう?」
日本うつ病学会では「うつ病かどうかわからない」という見解を発表しています。
「新型うつ」の方の特徴としてうつ病の診断を喜ぶということが挙げられます(通常、うつ病の方は自分が「うつ病」と診断されることを喜ぶことは少ないです)。また、「新型うつ」の方は「自分はこうでありたいという願望が強く、そうでない自分を受け入れることが難しい」という状態にあるといえます。

Q4「うつ病は遺伝しますか?」
うつ病自体は遺伝しません。うつ病になりやすい性格は遺伝します。
しかし、うつ病になりやすい性格だからといって、必ずうつ病が発症するというわけではありません。

Q5「カウンセリングのデメリットを教えてください」

カウンセラーと相性が合うかあわないかによって、効果が出にくいことが挙げられます。特に、カウンセラーの個性を売りにする流派とクライエントの相性が合わないと双方ともに大変な思いをすることがあります。それから、パーソナリティの問題とうつ病を併発している方の場合、自分という性格を組み立てなおす必要があるので、カウンセリングの中で一時的に苦しい思いをすることがあります。

そして私が質問したのは「不安遺伝子を使いこなすコツはあるのか」です。
講演の中で、俳優のマイケル・J・フォックス氏が28歳でパーキンソン病を発症した、という話がありました。俳優としては非常に絶望的な状況で、自暴自棄になってもおかしくない状況です。しかし、マイケル・J・フォックス氏はあきらめず、病気と闘いつつパーキンソン病の患者が出てくる映画やドラマをオファーし、積極的に出演するという超・ポジティブな行動に出ます。

この話を聞いた時は「やっはり欧米人は不安になりにくいポジティブ遺伝子を持っているんだな~」とおもったのですが、調べてみるとなんとマイケル・J・フォックス氏は日本人と同じく「不安になりやすい遺伝子」、つまりうつ病になりやすい性格だったそうです。では、どうして彼は悲観的にならず、前向きな行動ができたのか…。不安になりやすい性格の私としては大変気になったわけです。

そして、その回答は「不安遺伝子を使いこなすコツは、絶望する代わりに必ず手だてがあるという信念を持つこと」というものでした。不安遺伝子を持っている人は、冷静に状況を分析し、先を見通せる力を持っています。そのため「必ず手立てがある」という信念を持つことで、実際に状況を打開できる可能性が高いそうです。(この話は杉山先生がRemeのコーナーで詳しく書かれています

この話を聞いて思い出したのが江国香織さんのエッセイの中の「それでも絶望を選ばない」という言葉です。この言葉はサガンという小説家の登場人物たちを評した言葉です。私たちはよく「絶望した」という言葉を使います。しかし、絶望が「する」ものであれば、同じ状況になった人はみんなその状態になるはずです。でも、そうではないということは、絶望は選ぶことも選ばないこともできるはずです。
これはとても心に残りました。

というわけで、2時間があっという間に感じる大満足のイベントでした!!
このRemeイベント、3月25日にも予定されているそうです。
第2弾は「先着20名!女性限定無料セミナー
心もスッキリ&キレイにしたい女性20名限定の無料セミナーだそうです。
こちらも大変興味深い内容で期待大です!!




この写真は船のマスト
・・・ではなく、工事現場の写真です。でも、私には空に帆を挙げて自分の力で進んでいく
船の帆に見えました。「それでも絶望を選ばない」という言葉からイメージされたものだったので載せてみました。