論文を読んでも、あとで「あれ?あの内容どの論文に書いてあったっけ」となることが多いので
健忘禄代わりにブログに簡単に書くことにしました(というか前からやっておけばよかった・・・)。

Vachon, H., Bourbousson, M., Deschamps, T., Doron, J., Bulteau, S., Sauvaget, A., & Thomas-Ollivier, V. (2016). Repeated self-evaluations may involve familiarization: An exploratory study related to Ecological Momentary Assessment designs in patients with major depressive disorder. Psychiatry Research.



今回の論文は経験サンプリング法を行うこと自体が、うつ病患者の精神状態の変動性や不安定性を
を減らすというもの。参加者は一日2回×5か月間、決まった時間に7つの抑うつに関連する項目(自尊心や不安、反すうなど)について回答した。また、経験サンプリング法終了から2週間後、Mini-International
Neuropsychiatric Interviewを用い、フォローアップを行った。

その結果、抑うつに関する項目自体は変化はなかったが、すべての項目で変動性(SDが指標)は
減少していた。そして、その効果は経験サンプリング法終了後の2週間のフォローアップでも
持続していた。

経験サンプリング法で自らの状態をチェックすることは、抑うつ症状そのものを軽減はさせないが
その変動性の低減には効果がある、という内容。
(もちろん、この研究に参加した抑うつ患者はその期間中、治療などは受けていません)。
今参加してる研究に使えそう。