
旅に出ているのですが体調が最悪。疲れが溜まっているみたいで何をするにも億劫。
体の節々が痛いし頭も痛い。鼻水が止まらなくて変な咳も出る。悪寒はしないのだけが唯一の救い。
じゃあ旅を辞めればいいじゃないかということなのだけれどもそうもいかなくて、それはなぜかと言うと旅とは人生であり人生とは旅だから。
こんな時思い出すのは小さい頃のことで、そう言えばお母さんてスゴいよなあ。
子供の時、私は風邪一つひこうものならもうこの世の終わりみたいになって、何もする気が起きないし実際何もしない。寝ているだけ。身の周りのことは全部お母さんがしてくれた。
でもお母さんだって人間だから体調の悪い日は当然あるのだけれどもお母さんはずっと臥せってなどいない。
朝ご飯は作ってくれて晩ご飯も作ってくれて、私が学校から帰ると洗濯物はしてあってお風呂の用意もしてあって。
大人になると風邪をひかないのだ。いやさ、たとえひいたとしても、子供のそれとは違ってちょっとの気合いでなんとかなるものなのだ。そう思っていた。
いま私があの頃のお母さんと同じような年になって改めて感ずるのは、そんなバカなことあるかい!である。
いくつになったって、つらいものはつらい。臍下丹田に力が入らない。
やっぱり、お母さんて凄いなあ。