東京都知事選挙の候補者が決定した。ことをテレビが伝えていた。ことに対して一言物申したい。
全部で何人いるのかな?それは知らん。
しかし、少なくともニュース番組なら、その立候補者たちを同じテンションで発表すべきだ。
ワイドショーなら百歩譲らないこともない。それでも本来はダメ、というかマスメディアの風上にも置けない行為だが、「ワイドショーは報道ではない」という前提で話を進める。あんなもんはほったらかす。
だが、ニュースでそれをやっちゃあお仕舞いだろう。
候補者が戦略として「劇場型」に巻き込もうとするのは勝手だが、マス・コミュニケーションがそれに踊らされてどうする。
名の知れた者らは一人単独で画面を独占、カルトな支持を集める者が2人1組の紹介になり、最後は4人が一緒くたに、あからさまにその他大勢的扱いを受ける。
それでもまだテレビで顔・名を曝されればいい方で、おそらく顔はおろか名すら出ていない人もいるのではないか?
しかも「立候補順に紹介する」とか言いながら、一番最初に届け出ている「ひめじけんじ」氏はその他大勢の扱いで、最後の「4人一括り」でチラッと映っただけだった。
要するに、昨日の私のブログではないが、主役と脇役がはっきりと別れて放送されている。
候補者受け付け終了!の段階でだ。
どういうことだ?
だってそれって選挙戦がこれから始まるってことなのだから、候補者は横一線に並んでいなきゃ本来はおかしい。
今後、政策、戦略、財力、それこそ知名度などによって、発信力に差が出て行くことは致し方のないことであろう。それはご本人たちも承知の上のことと思う。
ただ、「よーいドン」の現時点でのこのミスリードは、もう一度言おう、どういうことだ?
その、あなた方マスメディアが「その他大勢」として扱ったその人らこそ、きちんと紹介せんならん。
我々も知っている者らのことはどうでもいい。知っているのだから。
知らない人らの人となりを、その政策をこそ喧伝しなさいよ。
不公平極まりない。