生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。
「眠れないんです」
「食欲がないんです」
「不安で呼吸が苦しくなります」
という場合は、医療機関での診察も勧めます。
勿論、カウンセリングを拒否しているのではなく、あきらかに身体的に症状が現れている場合は、医療機関の診察も必要です。
たとえば、職場での人間関係がうまくいかないという悩みがあり、夜眠れなくなり、食欲もなく、職場でのミスも増え、体調面もふらつき、めまいなど症状があれば、医療機関での診察は必要です。
でも、人間関係の問題に関しては、薬ではどうすることもできません。
「悩み」そのものに対しては、薬だけでは限界があるので、心理的なアプローチ(カウンセリング)が必要です。
時には、カウンセリングを受けるタイミングも大事ですから、医師の了解を得たうえでカウンセリングを受けるのが前提です。
さらには、職場での人間関係の問題は、本人に問題があるとは限りません。職場の環境を変えることで解決するケースもあります。
あるいは、生活面での不安があれば、福祉的な支援も必要かもしれません。
カウンセラーは、相談者さんの「悩み」と「問題」をきちんとアセスメントができないと、カウンセリングの効果どころか、症状が悪化してしまう怖れもあります。
こういったアセスメントは、BSPモデル(バイオ・サイコ・ソーシャルモデル)と言われています。
相談者さんの困難な状況を把握するためには,バイオ (bio)/サイコ(psycho)/ソーシャル(social)という 3 つの側面に分けて現在の状況や環境を把握する必要があるとする考え方です。
身体と心と環境は互いに影響しあっているので、少しずつ調整することで、「生きやすく」なるかもしれませんね。
