生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。
以前、「自己肯定感」という言葉がブームになった時期がありました。
でも、心理学用語ではあまり「自己肯定感」という言葉はみかけません。
私は個人的には「自己肯定感」という言葉に違和感を感じています。
私は「自己否定」してもいいし、自己否定している自分を受け入れていればいいと思っています。
これを「自己肯定感」というならば、違和感はありませんが、どうやら世間で言われている「自己肯定感」は「自分を否定しない」ということで使っているようです。
似たようなことで、「自分を好きになりなさい」とか「自分を愛せない人は他人を愛することができない」とか言う人がいますが、私はその理論も好きではありません。
私は、自分の嫌いなところもありますし、愛せない自分もいますよ。だからといって、他人も愛せないとか大切にできないっていうことはありませんけど。
よく相談者さんで、「自分を愛そう」「自分を好きになろう」と思えず、余計苦しいという相談があります。
それは、自分を好きにならければという感情にとらわれているからです、あっさりと「自分のことが嫌いだけど、なにが悪いの?」ぐらいの気持ちでいればいいんですよ。
いつのまにか、そういう自分が好きになったりする時期がきますから。
「自己肯定感」なんて、どうでもいいです。
無理に自分を肯定しようと思っても、無理ですし、肯定しないでそのままの自分を大切にすることが大事だと思いますね。
