生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。
前回の記事で「優しい言葉、飾った言葉、耳障りのいい言葉・・・・そういう言葉に苦しんでしまう人もいることも、私は知りました」
ということを書きました。
誤解のないように改めて書きますが、勿論、「優しい言葉」に安心したり、ほっとしたり、嬉しく感じたりします。
でも、その優しい言葉が、相手を心配し過ぎたために、意欲やチャレンジという気持ちを否定してしまう言葉になることがあります。
私の経験談ですが「頑張りすぎると反動もあるから気をつけてね」と、声かけしたら「『反動』という言葉に不安になってしまう、せっかく頑張ろうと思っていたのに・・・」と言われました。
勿論、関係性や精神状態やそのときの状況によって、同じ言葉でも受け取り方は違うので、優しい言葉がけや心配する言葉が悪いわけではありませんが、相手の今の気持ちを尊重することが大事だと思います。
こういったことを踏まえて、前回の続きで、「うつ状態のときの段階的のカウンセリング対応や心の状態」についてです。
4段階に分けてます。
【前段階】発症・急性期(エネルギー消失・絶望感)
🔸状態の特徴
- 心身の極端な疲弊、倦怠感、思考力の低下
- 「生きているだけでしんどい」「何も感じない」
- 休職や退学、引きこもりなどの生活機能低下が生じる
🔸カウンセリングでの対応
- 「何もできない状態」に対して、焦らせない
- 「今は“休む”ということの大切さを示す
- 必要に応じて、医療機関との連携・受診の勧めを行う
【第1段階】安定期(静養・自己受容)
🔸状態の特徴
- やや気持ちが落ち着き始めるが、意欲や自信は不十分
- 自責や無気力感が強く、外界との接触には慎重
- 「このままでいいのか」と不安を抱く時期
🔸カウンセリングでの対応
- 自責に寄り添い「自分のままでOK」な時間を確保
- 小さな回復を言語化して伝える
- 「できていること」に目を向ける支援
- 無理に行動を促さない。焦らず「今ここ」を整える
【第2段階】回復期(意欲の芽生え・自律性の回復)
🔸状態の特徴
- 「やってみよう」「変わりたい」といった希望が出る
- 気分の波は残るが、“前向きな思考”がちらほら
- 「もう大丈夫だと思ったのに、また落ち込んだ…」と自己否定の波も時々
🔸カウンセリングでの対応
- 希望を見逃さず、言葉にして伝える
- 小さな目標設定の支援
- 意欲が出てきた分、ペース調整のサポートも重要
- 「波があっても大丈夫」という見通しを一緒に持つ
【第3段階】再建期(行動・再社会化)
🔸状態の特徴
- 社会復帰に向けて具体的な行動が取れるようになる
- 自分の課題や価値観を見つめ直し、「自分らしく生きたい」意欲が出る
- 再発への不安・人間関係の再構築への課題も
🔸カウンセリングでの対応
- 価値観・自己理解を深める対話を通じて、「今後の生き方」を支える
- 行動や挑戦への伴走支援
- 環境調整の提案(職場との橋渡し、家族支援など)
- 再発防止のためのセルフモニタリングやセルフケアの強化
ざっくりですが、こういったプロセスがあるので、その段階ごとにカウンセラーとしても声かけや対応を慎重にすることが大事だと考えます。
