生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。
悩みや問題には、なんらかの原因があります。
機械の故障なら、原因を探して修理もしくは新しい物に換えることで、解決します。
でも、人間の悩みは原因がわかったとしても、機械のように修理や新品に換えることができません。
ただ、原因が環境だけであれば、違った環境に自分が移れば悩みは解決する場合もあるかもしれません。
しかし、意外とそう単純ではないのが人間の心です。
職場でのパワハラが原因で、うつ病になったという相談者さんは、転職しても人間関係がうまくいかず、うつ病を再発したケースもありました。
実は環境だけに問題があるわけではないケースが多いです。
精神疾患や障がいが原因の場合もあります。
そういう場合は、職場の人たちがそういったこと(障害があること)を理解してくれる環境であることが大事です。
軽い障がいの場合、障がい者枠にするか一般枠にするか迷う相談者さんもいます。
障がいがあって、仕事や人間関係で悩まれている場合は、障がいの特性や就労移行支援制度や就労施設(A型とかB型)などの知識がある人への相談が必要です。
行政の障がい福祉課への相談をお勧めします。
心理的なカウンセリングだけで解決する悩みでないのに、カウンセラーが、「思考の癖」だとか、「思い込み」だとか、「性格」だとか、間違った見立てをされてしまうと、さらに辛い思いをしてしまいます。
障がいの疑いがあるときは、まずは医療機関での受診をされてから、医師と相談の上、カウンセリングが必要か判断してください。
自立支援医療制度など、自己負担額を軽減できるケースもあります。
