生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。

 

最近、「言語化する」ことが大切です。みたいな風潮ありますね。

本屋にもこんな感じで、ズラリと並んでます。

 

確かに、カウンセリングにおいても「言語化」をすることは基本的技法のひとつでもあります。

 

たとえば、「漠然とした不安」よりも、「将来の孤独が怖い」と言語化されると、具体的な対処法やアプローチが見つかりやすくなります。

 

また、感情や思考を言語で整理することで、「自分は何を感じているのか?」「なぜこんなに苦しいのか?」という気づきが生まれ、「言語化」することで自己理解が進んだりします。

 

一方、私自身「言葉にできない」ことを経験しているので、

カウンセリングにおいては、無理矢理に言語化をする必要はないと考えています。

特に精神的に落ち込んでいるときは、思考力がないので「言語化」なんてできませんでしたから。

 

たとえば、なんともいえない「違和感」を感じることありませんか?

自分でもその理由を言葉にできないことありませんか?

 

無理に言語化することで下記のようなデメリットもあると私は考えます。

 

1. 複雑さを単純化しすぎる

 

「怒り」「悲しみ」「不安」などの言葉にまとめることで、本来の感情の豊かさを削いでしまうことがあります。

 

2. 言語による固定化・思い込み

 

一度言語化してしまうと、その言葉に縛られ、柔軟な視点が持ちにくくなることがあります。

 

3. 言葉にできないものを否定してしまう

 

直感、身体感覚、象徴的なイメージ、夢など、非言語的な体験を軽視する傾向も出てきます。

 

さらに、無理に言語化を促すことが、かえって抑圧になることもあるように思います。

 

私は相談者さんが“モヤモヤ”していることや違和感に気づいているというのは、たとえ「言語化」できなくても、とても大切なプロセスと捉えます。

 

そして、明確な答えや言葉(言語化)よりも、「今ここで何が起きているか」に目を向けていくことがカウンセリングでは大事かなと思います。

 

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