生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。
心の病を患ってしまう原因は、様々です。
例えば
「職場でパワハラを受けた」
「失恋・離婚、死別など大切な人との別れがあった」
「信頼していた人に裏切られた」など。
このように原因がわかっているケースではなく、
「漠然とした不安や恐怖がある」
「漠然と死にたい気持ちが常にある」
など原因がわからないことの辛さを抱えている相談者さんもいます。
医者にいくと「死にたい」という気持ちを持ち続けるのは脳の病気ですと診断され、薬を飲めば楽になりますと安定剤や睡眠剤を処方されたという相談者さんもいます。
確かに、希死念慮を継続的に持ち続けるときは、医療機関が必要かも知れません。
しかし、この「漠然とした」というところが、なかなか消えることは難しいかと思います。
カウンセラーによっては、「認知の歪み」「思考の癖」などと説明し、「考え方」にアプローチするかもしれません。
いろいろなアプローチがあるので、正解はわかりませんが、確かに「認知の歪み」があるかもしれません。
でも、私の経験上ですが、相談者さんは「認知の歪み?そうかもしれないけど・・・」という反応が本音のように感じます。
相談者さんは、自分自身の心のもっと深い部分での理解をしたいのではないかなと私は感じています。
一人で考え続けているから、ぐるぐると同じところを回っているように思います。
カウンセリングは、カウンセラーと相談者さんとの言葉を通じた会話で「漠然とした」部分を一緒に探っていきます。
私は、「認知の歪み」の修正の前に、お互いの言葉を通して、「漠然とした不安」「漠然と死にたいという気持ち」に向き合うことが1歩だと考えています。